働かない働きアリが救世主

働きアリと聞くと、24時間必死にチームワークよく働きまわる姿をイメージします。

しかし、実際の働きアリはそんなイメージとはかけ離れていて、まったく働いてない働きアリが大多数であることが最近の研究で分かりました。

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シフト交代制の働きアリ -過去の研究より-

過去の研究では、働きアリでも休むことはあるが、それは一時的であると考えられてきました。

つまり、人間で言うシフト交代制をとっており、働きアリ全体でみると24時間サイクルで働いているものと思われてきました。

働きアリは実はニート? -最新の調査-

しかし、最近の研究では、アリの巣の中には、餌を集めたり、巣をつくったり、卵の世話をしたりする専門の働きアリなどがいますが、なんとこれらの働きアリとは別に何もしない専門の働きアリがいることがわかりました。

約7割の働きアリが半分以上の時間何もしておらず、約2割以上に至っては1度も働いていなかったことが分かりました。

そして、従来の働きアリのイメージどおりずっと働きまわっていた働きアリはほんの数パーセントにすぎないことが分かりました。

困ったときの救世主

しかし、これらのまったく働かない働きアリも本当にずっと働いていないわけではありません。

卵の世話がうまくいっていないとき、餌を集めるのが不十分なときなど、集団がピンチになったときに、働きだすことが分かっています。

つまり、働かない働きアリが集団のピンチを防ぎ、集団を存続させる重要な役割を担っているといえるのです。

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