梅雨の季節になりました。
梅雨といえば思い出すのが、紫陽花の葉に必ずと言っていいほどくっついていたカタツムリですが、そういえば最近見かけなくなりました。
子供の頃は見つけると、なぜかテンションが上がったものです。
カタツムリといえばあの大きな殻を思い浮かべますが、カタツムリの殻は乾燥から身を守ったり、外敵から身を守るためのものなのだそうです。
あの殻は、自分の体から滲み出た石灰分でできているそうですが、本来葉っぱやコケを食べて生きるカタツムリは、あの殻をつくるためにコンクリートも食べて必要なカルシウムを摂取するのだそうです。
ナメクジとかたつむりの違いは、一言で言ってしまえば殻があるかないかということになるのですが、ナメクジが身軽でどこにでも行けるのに比べて、かたつむりはその殻のせいで動きに制限ができ、行動範囲が狭くなるので、ちょっとした環境の変化で生息できなくなってしまうそうです。
ナメクジはよく見かけるのに、カタツムリはなかなか見かけないのはこんな所に理由があるのかもしれません。
そんなカタツムリですが、どのくらい生きるのでしょうか?
私たちがよく見るカタツムリの平均的な寿命は3年?5年だそうです。
ですので冬を越すために、からの中に閉じこもって冬眠するのだそうです。
なんだか可愛いですね。
カタツムリが最近少なくなった理由はいろいろ言われているのですが、湿った落ち葉や枯葉が堆積しているところなど、彼らの住める環境が少なくなったことを挙げる人もいますし、中には酸性雨を理由にあげる人もいます。
環境問題については難しいテーマですが、個人的にはあののんびりした愛嬌のある姿をもっと見たいと思うのでした。