乾燥剤の種類、知って驚きの特徴と用途とは?

乾燥剤 種類
最近は包装技術が発達して、乾燥剤もいくつかの種類を目にします。

かたちも、袋に薬剤を詰めたものから、板状、錠剤など乾燥剤の種類は想像以上に豊富にあり、私達は日常生活で乾燥剤にお世話になっています。

乾燥剤に色々な種類があるのには理由があります。

身近に乾燥剤を目にするのは、お菓子や海苔などの食品から、バッグなどの革製品です。

それぞれの商品には、その商品に合った乾燥剤が使用されているので、種類も豊富なのです。

また、利用面を考慮しているだけでなく、安全面も配慮した上で実際に使用する乾燥剤が決められています。

こんなにも生活に身近な乾燥剤ですが、ほとんどの方は、ゴミとして捨ててしまっています。

しかし、実は、乾燥剤は、種類によっては簡単に再利用が出来て、とても役立つのです。

乾燥剤は役立つだけでなく、生活の節約にも大いに役立つと知ったなら、これからは、乾燥剤を簡単に捨ててしまうのは、もったいないと考えるはずです。

それでは、皆さんが抱いている乾燥剤の疑問に基礎から一緒に学んでいきます。

乾燥剤とは何なのか?
乾燥剤の効果は?
乾燥剤に種類があるのはなぜ?
それぞれの乾燥剤の特徴って何?
乾燥剤を再利用できるとして用途には何があるの?

などです。

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乾燥剤を扱う上での注意点

ほぼ全ての乾燥剤には「食べないで下さい」とか「食べられません」と表記されています。

これは、乾燥剤の種類によっては、誤って口に入れてしまうと危険性があるからです。

(最近では、口に入れても安全な乾燥剤も一部あります。例えば、塩化カルシウムのシート状乾燥剤の種類は無害なので誤って口に入れてしまっても問題ないです)

具体的には、大人への注意以上に、お子さんがいる家庭やペットを飼っている家庭では、乾燥剤を容易にゴミ箱に捨ててしまうと、幼児や飼っているペットが興味本位であったり、食べ物だと勘違いして、誤って乾燥剤を口に入れてしまう危険性を示しています。

とても役に立ち、節約にも使える乾燥剤ですが、薬剤であるので、乾燥剤の種類により扱い方が異なります。

乾燥剤の種類について

乾燥剤の種類は主に三種類に分類できます。

ほぼ、ほとんどの乾燥剤には純度の高い二酸化ケイ素が99%以上、含まれています。

①シリカゲル
②生石灰(酸化カルシウム)
③還元鉄のからなる脱酸素剤

上記の三種類が、主な乾燥剤の種類ですが、それ以外にも使用されている乾燥剤に④デシクレイ、⑤合成ゼオライト(MS-ゼオライト)などの二種類です。

食品包装用に使えない乾燥剤であれば、硫酸、酸化バリウム、水酸化ナトリウム、五酸化リン、金属ナトリウム、炭酸カリウム、脱水硫酸銅、などの種類がありますが、安全・衛生上の理由から食品包装用に使われていないです。

それぞれの乾燥剤の特徴

シリカゲル

昔からよく見かける、ビーズのような粒が透明な小袋に入っている乾燥剤です。

中には、錠剤やシートタイプの種類もあります。

特徴は、包装内の水分を吸着することで、空気を乾燥させます。

成分は、純度の高い二酸化ケイ素から成っていて、この乾燥剤は、食品添加物にも使用されている種類です。

透明の粒と、青またはピンクの粒が混じっていますが、乾燥状態でブルー、吸湿状態でピンクと色が変化する粒が混じっていることで、効果が弱まっているかどうかわかります。

キャンディーやお菓子など、食品のパッケージ、靴やバッグの箱などでよく見かける乾燥剤の種類です。

生石灰

白い粉状で、不透明な小袋に詰められています。

成分は、生石灰(酸化カルシウム)で、強いアルカリ性の乾燥剤です。

特徴として、生石灰は、水分を加えると消石灰(水酸化カリウム)に変化しますが、このとき熱が出るので処理するときには注意が必要です。

また、その際に体に付着しないように気を付ける必要もあります。

しかし、すっかり湿気を含んで消石灰(水酸化カリウム)に変化して粉状になっていれば特に心配をする必要はないです。
海苔など乾物類のパッケージで見かけることが多い乾燥剤の種類です。(大きな袋の場合が多い)
吸湿力が強いのとコストが安いこともあり、多く使われている乾燥剤の種類と言えます。

塩化カルシウム

湿気を吸着すると液化してしまうので、押し入れの吸湿剤のような容器入りか、紙と合わせたシート状で使われます。

特徴は、塩化カルシウムの乾燥剤は、シリカゲルの3倍もの吸水力があると言われています。

吸湿スピードが速いので、クッキーやパイなど、開封までサクサクを保ちたい個包装のお菓子などで使用される乾燥剤の種類です。

デシクレイ

見かけは生石灰の乾燥剤に似た、不透明な袋に小石状の粒が詰められた乾燥剤です。

特徴は、安定性が高いので、輸出コンテナなどにも使われている乾燥剤の種類です。

合成ゼオライト(MS-ゼオライト)

薬の瓶などに入っている大きめの錠剤が紙に包まれたかたちの乾燥剤です。

特徴は、医薬品や、健康食品の瓶などに使われている乾燥剤の種類です。

最近のお菓子に板状乾燥剤が使われる理由

シリカゲルは、昔から食品の乾燥剤として親しまれてきましたが、最近になってシート状の塩化カルシウムを使った乾燥剤が増えてきました。

しっかりパルプで挟み込んでラミネートされているので、食品に直接触れても安全になっています。

・開封直前までしっかり吸湿を続けてくれる効果が高い
・シート状ででこぼこせず割れや欠けを防ぐ
・こどもが直接開けても誤飲などの事故の確率が低い

といったことが、シート状乾燥剤が使われるようになった理由です。

具体的には、シート状の乾燥剤は、開けるまでパリっとさせておきたいお菓子などに使えます。

わずかな水分にも反応してくれるので、女性が使う妊娠検査薬などの診察薬にも使用されています。

また、ほとんどが、燃えるゴミとして処分することが出来ます。

一方、海苔や乾物はゆっくりと長く吸湿性を発揮してくれる乾燥剤が向いていると言うことから、生石灰が使われることが多いのです。

用途によって、向いている乾燥剤が使い分けられていますね。

乾燥剤の再利用の方法とは何?用途

すぐに捨ててしまいがちな乾燥剤ですが、一旦、使えなくなった乾燥剤も復活させたり、他の用途に利用できたりするのです。

乾燥剤の種類によって、再利用の方法や用途が異なりますから、いくつか紹介していきます。

シリカゲルの場合

シリカゲルは、熱を加えると吸湿力が蘇ります。

小袋から取りだしてフライパンで煎ると、ピンクになっていた粒がブルーに変化して、乾燥剤として再利用出来るのです。

つまり、ブルーの色をしている時は、乾燥剤として使える状態で、ピンクの色をしている時は吸湿力が無くなったという印です。

順序

① 乾燥剤の中身を袋から出して、フライパンの中へ。
② 弱火で加熱。ピンク色がブルー色に変化すれば、火を止める。
③お茶パックや布製の袋に入れて乾燥剤として再度、使います。

注意

電子レンジでも出来ると言われていますが、急激な加熱によって膨張し爆発する可能性もあるので、注意が必要です。

用途

●調味料やコーヒーなどの瓶や袋に入れて品質を復活させるのに使う

調味料(砂糖や塩)や小麦粉、カレーと粉や粉末のコーヒーもシリカゲルが湿気を吸収し、固まってしまった状態から元の状態に戻してくれます。

● 靴や靴箱の臭いの為に使う
シリカゲルは、臭いを取り去る効果もあります。

●メイクポーチに入れておき、臭いや乾燥を防ぐのに使う
入れておくだけで、化粧品の臭いや乾燥を防いでくれます。

●ジュエリーボックスに入れておき、サビ防止として使う
シルバーアクセサリーなどのサビ防止に役立ちます。

●引き出しの中に入れて、カビ防止として使う

●工具類に入れて、サビ防止として使う

●ドライフラワーを作るのに使う
シリカゲルの中に生け花を入れるとドライフラワーになります。

●水没させてしまったスマートフォンや携帯電話の復活に使う
水没してしまったスマートフォンや携帯電話を修理に出す前に、シリカゲルが入った袋の中にスマートフォンや携帯電話を入れておきます。(密封状態)

100%とは言えませんが、一日置いておくと、乾燥して復活する可能性があります。

袋に入れる時は、スマートフォンや携帯電話の電源を切って、余分な水分を拭き取っておきます。

生石灰の場合

生石灰の種類は、シリカゲルとは違い、一度、消石灰(水酸化カリウム)になると、乾燥剤としては再利用できない種類です。

用途
しかし、すっかり湿気を吸って消石灰になったものは、そのまま花壇や家庭菜園にまいて土壌改良材にする事が出来ます。
土壌を酸性からアルカリ性へとしてくれて良い土壌になるのです。(土壌PHの上昇)
ただし、注意点として、生石灰が植物に直接触れてしまうと傷つけてしまいますので、植物を植える前に土と混ぜておき、馴染むまで数週間は待ちます。

土と生石灰を混ぜる時には、素手でなく軍手を使用して行います。
万が一、生石灰にまだ吸湿効果が残っていると吸湿する時に高温になりますから、やけどしないように気を付けます。
食品を購入すれば、大抵、乾燥剤が入っています。
その中に生石灰があれば、少しずつ溜めておくことで、ちょっとしたガーデニングの土壌改良剤として十分足ります。

脱酸素剤の場合

残念ながら、再利用として使用することは出来ない乾燥剤の種類です。
用途
しかしながら、食品の中に使用されていた場合、賞味期限より前に食品を処分した後であれば、まだ乾燥剤としての効果が残っていますから、賞味期限の日までは、乾燥剤として十分に使用可能ですから、捨てるのはもったいないです。

補足: 乾燥剤の役割について

これまで乾燥剤のメリットを紹介してきましたが、最後に、乾燥剤の役割について学んでいきます。

乾燥剤の役割は、食品の水分を一定に保つことで、商品の価値を維持することにあります。

乾燥剤における吸湿とは?

① 外部からフィルムなどを通して入ってくる湿気を取り去ること
② 食品包装包内の水分を取り除くこと
③ 食品中の水分を取り除くこと

乾燥剤があるおかげで、食品の賞味期限も伸びて、食品を長く保管出来ています。

また、乾燥剤は、食品だけでなく、カビ・サビなどの防止にも使用が可能です。

まとめ

○乾燥剤と包装技術の進歩で、食品の長期保存での品質が可能になっている

○用途に応じて、いろいろな種類の乾燥剤が使い分けられている

○再生可能な乾燥剤は、一手間加えて使ってみます。(様々な再生利用法があります)

少し前までは、食品の乾燥剤と言えば、シリカゲルと、生石灰が主流でしたが、最近ではシート型やタブレット型といったものを見かけるようになっています。

特に子供が直接開封して食べるようなお菓子類では、シリカゲルは見かけなくなり、シート型が多くなっています。

誤飲が防げるだけでなく、台紙代わりになり、割れや欠けが防げるので広がりを見せています。

今回、乾燥剤を学んでみて、再利用すれば日常生活でとても役に立つと理解できたと思います。

これまでは、「食べられない・食べないで下さい」という表記を読めば、すぐに捨てていたでしょうが、これからは、食品包装用に使用されている乾燥剤への見方が変わるに違いないです。

食品を購入したり、手に入れた際には、今回、学んだ中のどの乾燥剤が食品に利用されているのか確認して、早速、別の用途に利用したり、再利用したりすると良いです。

大量に乾燥剤が必要な時には、「乾燥剤・通販」とネットで検索すれば、様々な乾燥剤がヒットしますから、インターネット通販での購入も可能となっています。

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