犬は体毛に覆われているので、夏場の体温調節には気を使いますね。
人間でも体力が落ちたり、食事が摂れなくなると、熱中症にかかりやすくなりますから、愛犬の健康管理も食べ物の与え方に気を配りたいものです。
体の熱を取る、水分を補給する、良質のたんぱく質を与えることがポイントになります。
犬の熱中症を予防する食べ物についてまとめていきましょう。
ドライフードに水分補給は欠かせない
ドッグフードは日持ちがよく、かみ応えがあるので好んで食べるわんちゃんも多いですね。
ただ、水分がとても少ないので、一緒に水を飲ませるようにしないと水分が不足して脱水になる心配があります。
飲み水や、氷などをこまめに与えるようにしたいですね。
また、水分を多く含んだ体の熱を取る食べ物を食べさせてあげましょう。
きゅうりやスイカは、水分をたっぷり含んでいて、体を冷やす働きをもった食材です。
体に熱がこもるのを防ぎ、水分補給する事で体温調節の機能を落とさない様にする働きが期待出来るので、自分が食べるついでにわんちゃんにもあげたい食べ物です。
チキンスープはすぐれモノ
水分と並んで熱中症対策に有効なのがアミノ酸やたんぱく質です。
気温が高いと食欲が落ちてさっぱりした物に偏ったり、食べてくれそうなあじの濃い食べ物に偏りがちです。
鶏の胸肉や魚、肉、ヨーグルト、ゆで卵といった高タンパクの食べ物は、熱中症を防いでくれます。
中でも、チキンスープ(鶏肉のゆで汁)には、鶏肉のたんぱく質、アミノ酸をはじめとした栄養が溶け込んでいますし、抗炎症作用も期待出来ます。
食欲が落ちているときに、一度お湯を回し掛けた鶏胸肉を、水から30分ほど煮だして作ったチキンスープを飲ませて見ましょう。
水分と栄養バランスを気にする事で、わんちゃんの熱中症を防げます。
また、『ペットスウェット』という犬用のスポーツドリンクも市販されていますから、水分補給に活用してみましょう。
まとめ
○ 水分の豊富なきゅうりやスイカが熱中症対策になる
○ 良質なたんぱく質補給が熱中症対策になるので、鶏胸肉、肉、魚、タマゴ、ヨーグルトを取り入れる
○ 食欲が落ちているわんちゃんには、チキンスープで熱中症対策が効果的
犬の熱中症対策には、水分の豊富な食べ物、高たんぱく質の食べ物を上手く組み合わせながら食べさせてあげましょう。
おやつにきゅうりやスイカをあげたり、チキンスープをあげると、ドライフードだけの食事のわんちゃんよりも熱中症になりにくくすることが出来ます。