梅雨の時期、かたつむりを見つけてきた子供が「お家で飼いた~い」なんて事がありますよね。
「どんな環境を作ってあげたらいい?」
「エサは?」
そんな、かたつむり飼育の方法とコツ、気をつけたいことをまとめてみました。
飼育環境はどんな風にしたら良い?
用意するもの・・・
○飼育ケース
○枝や落ち葉
○土
○霧吹き
飼育ケースは、家では大きめのビンにガーゼを(通気性がないと呼吸できなくなるので)かぶせて輪ゴムで留めたものでもOKです。
粘液を出しますから、登らせる枝程度で土を入れずに飼育する方法もありますが、より自然な状態での飼育をして、卵を産ませたいと思うなら土や落ち葉を用意した方がよいでしょう。
飼育ケースのようにある程度スペースがあるなら、素焼きの小さな植木鉢などに、日に当てて消毒した土を入れ、ケースの中に入れます。(全体に土を敷くと土の交換が大変なため)
エサやりや世話はどうしたら良い?
かたつむりのエサ
○きゅうり、レタスなど家庭にある野菜
○卵の殻やイカの甲
飼育ケースにきゅうり、レタスなど野菜を入れてあげるとやってきて食べます。
卵の殻やイカの甲など、カルシウムが補給できるものも入れてあげると、殻が丈夫になります。
かたつむりは湿気を好むので、時々霧吹きを使って潤いを与えておきましょう。
湿った環境を好みますが、水がたまらない程度にするのがポイントです。
放置していると悪臭がしてエサ用の野菜や、枯れ葉が腐ったりカビが生えることがありますから、時々掃除をしましょう。
環境が悪くなると、かたつむりの元気もなくなってしまいます。
かたつむりの寄生虫は注意が必要?
○ロイコクロリジウム
○広東住血線虫
かたつむりには脳炎を引き起こす寄生虫いるから気をつけた方が良いと言われています。
実際には、ロイコクロリジウムの幼虫による被害は日本ではありません。
広東住血線虫についても15年ほど前、沖縄嘉手納基地内で感染した7歳の女の子が髄膜脳炎で亡くなって注目されましたが、本州での死亡例はありません。
念のために、かたつむりの世話をした後は、石けんを使って丁寧な手洗いをしておきましょう。
まとめ
特別な用具を揃えなくても、とりあえず、通気性のあるガーゼなどでふたをしたビンで飼育することが出来ます。
○卵を産ませるには、葉っぱや土のある環境を整える
○殻を丈夫にするため卵の殻、イカの甲を与える
長く飼ってみたいと思うようなら、この2点を押さえて飼育して見ましょう。