飼育しやすく、繁殖させやすいということで人気の熱帯魚グッピー。
和名がニジメダカというだけあってその種類は豊富で色や形、模様の組み合わせは一つとして同じものがいません。
艶やかな熱帯魚がゆらゆらと水中を漂う様は、眺めているだけで穏やかな気持ちになれます。
飼育の前準備
グッピーを飼育するには、まず水槽を用意しなければいけません。
そこへ水中酸素濃度を保つためのエアーポンプ、清浄な水を保つためのフィルター、底砂と水草も欠かせないでしょう。
さらに、グッピーは熱帯魚ですので、冬場はヒーターでの水温管理も必要です。
飼育の仕方
グッピーを上手く育てるためには、特に『水』に気をつけなければなりません。
まず、水量はグッピー一匹に対して1L以上を確保できるようにしましょう。
グッピーは弱アルカリ性の水質を好むので、底砂はサンゴや貝殻を含むものにしましょう。
サンゴや貝殻は少量をフィルターに入れるのも良いです。底砂などはグッピーの体を傷つけないよう角の丸いものが好ましいです。
エサは食べ残しのないよう様子を見ながら与えてください。
水の交換は一度に全て替えるのではなく、毎日コップ1杯分くらいの入れ替えで良いでしょう。
繁殖の仕方
グッピーは卵胎生魚ですので、メスのお腹の中で孵化し稚魚となってでてきます。
産卵期などなく、一年中繁殖が可能なため、熱帯魚の飼育が初めての方でも簡単に繁殖させることができます。
ただし、小さな稚魚は大人のグッピーに食べられてしまうこともあるので、稚魚の隠れることができる水草をたくさん入れる、水槽を分ける、などの注意が必要です。
グッピーのオスは鮮やかなヒレをもち、見た目が派手です。
対するメスは地味で、体が丸いです。このメスのお腹が膨らみお腹の後ろ側が黒っぽくなっていると稚魚を生む日が近いため、隔離しておくなどしてお気に入りのグッピーを増やしましょう。