足の裏や指に突如感じる違和感…見てみると一部が硬くなって魚の目ができていたなんてことはありませんか?
魚の目は一度治ったと思っても、気づけばまたできていたり、頻繁にできるようになってしまうこともあります。
原因や正しい除去の方法を知り、やっかいな魚の目とおさらばしましょう。
魚の目の原因
足の裏や指の角質の一部が皮膚の奥深くまで入ってしまうことでできる魚の目は、痛みを感じることがあります。
魚の目の原因は足への負担の場合が多いので、ハイヒールを履いたり、靴のサイズが小さいときにできやすいといわれています。
足を必要以上に圧迫すると角質がかたくなるので、その角質が芯となってしまうのです。
薄いストッキングで固いコンクリートやアスファルトの道路を歩いても、衝撃の吸収も少なく負担が大きいので原因になります。
もう一つの原因は歩き方に癖がある場合の、偏った足への負担です。
姿勢に気を使って歩き方の癖を少なくすることや、自分の足の大きさにあった靴を選ぶこと、足の負担が少ないワーク用のパンプスなどを選ぶことで予防できます。
足への負担以外の原因には、冷え性などの血行不良もあります。
血行を良くするにはゆっくりお風呂に入って体の温度調整を行ったり、暴飲暴食を控えることや、同じ姿勢を長時間つづけないで体を動かすことも重要です。
これらの原因があてはまる女性や、成長期ですぐに靴が小さくなってしまう子供は魚の目ができやすいと言われています。
魚の目を除去する方法
魚の目の治療は一般的に皮膚科で行います。
サリチル酸配合の塗り薬は薬を使って角質をふやけさせ、魚の目の芯を除去する方法です。
足の裏にできるウイルス性のイボや早期の魚の目には有効です。
シール状のものを魚の目に数日間貼ってからメスやハサミで芯を除去します。
痛みもほとんどない治療法ですが、皮膚の奥まで進行していたり芯が大きいと完治させることは難しいそうです。
場合によっては何回か繰り返し行う必要もあります。
もう一つの治療法は炭酸ガスレーザーで深くまで進行してしまった芯を除去する方法です。
術後の傷が完治するまで1ヶ月程度かかると言われていますが、出血や痛みも少なくすむ魚の目の一般的なレーザー治療です。
皮膚科によっては、魚の目をとる専用のフットマシーンが置いてあるところもあります。
まとめ
できてしまった魚の目を放置すると、更に芯が硬くなり、歩くときの違和感や痛みで無意識に体を半分浮かせるような歩き方をしてしまう場合もあります。
余計に体のバランスが悪くなり悪循環ですので、早めに除去するようにしましょう。
市販品の薬もありますが、専門の医者に見てもらうほうが確実で早く、きれいに治すことができます。
自分で削ったり、芯をほじくり出そうとすると悪化して大きくなったり、痛みが増すこともあるので皮膚科へいくのがオススメです。