毎日の晩酌、やめようと思いつつ休肝日も設けず、肝臓の機能が気になるこの頃です。
目標の期間を決めて禁酒したり、肝臓の機能を回復させてくれる食べ物は何かないかと調べているところです。
この記事ではアルコールによる肝臓機能の低下が気になる人に、肝臓の機能を回復させてくれる食べ物と、肝臓を回復させるために最低でもどのくらいの期間、禁酒すべきかを考えてみようと思います。
γ-GTPとはどんな値?
健康診断で血液検査をすると、肝臓の機能が正常に働いているかどうかがわかります。
肝臓の検査結果が全体的に悪いときには全部の数値が悪いのですが、γ-GTPだけが悪い場合には「お酒の飲み過ぎ」とされています。
禁酒の期間はどのくらい?
飲酒によるγ-GTPの数値悪化は幸いにも1週間程度の禁酒で改善が見られてきます。
しかし再び飲酒を始めればまたγ-GTPの数値は元に戻ってしまいます。
お酒を飲んでいる間じゅう、肝臓に負担をかけていることになります。
また自分の意思で飲酒量を調節できない人はアルコール依存症だと言われています。
量を減らすだけでも肝臓の負担は軽くなりますが、すでに肝臓の病気になってしまった人は禁酒よりも断酒する必要があります。
肝臓の機能を回復させてくれる食べ物はなに?
昔から「肝臓にはシジミが良い」と言われてきて、飲み会の翌日にシジミのみそ汁を飲む人も多いのではと思います。
シジミの他アサリ、牡蠣の貝類やイカには「タウリン」という酵素が含まれていて、肝臓にたまった毒を排出させてくれます。
一見肝臓には良さそうなタウリンも、すでに肝臓の病気にかかっている人には負担が重く、摂りすぎると悪影響だということが最近わかってきました。
食事からタウリンを摂る程度は構いませんが、タウリンのサプリを飲むのは明らかにやり過ぎです。
飲酒で弱った肝臓は、サプリで回復させることはできません。
貝類のほかに肝臓によい食べ物は?
体内に発生する活性酸素を取り除いてくれるビタミンA,C,Eはどれも肝臓を元気にしてくれます。
新鮮な野菜、果物、木の実などに含まれています。
また良質のタンパク質は傷ついた肝臓を修復させてくれます。
卵、青魚、牛乳などの乳製品がおすすめです。
逆に揚げ物など油の摂りすぎ、動物性脂肪の摂りすぎ、まだ日本で規制されていないトランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)が肝臓に負担をかけると言われています。
まとめ
毎日、晩酌だけが楽しみという人は、たとえ目標の期間まででも禁酒するのは辛いことですよね。
健康のためにもお酒以外の趣味を見つけることが大切なのではと、この記事を書きながら考えました。
アルコールを抜くと、食べ物が美味しく感じると言われています。
またダイエットでも禁煙でも同じですが、一人で禁酒しようと思ってもなかなか貫けないのではと思います。
できれば一緒に期間を決めて禁酒してくれる人を見つけて、お互いに監視しあいながら目標期間まで禁酒してみてはいかがでしょうか。
肝臓が健康を取り戻せるよう、禁酒の健闘を祈ります。