風が吹くだけで痛いと書き、その症状を体験した人が激痛だと語る痛風。
そんな激痛は味わいたくはありませんが、一度発症してしまうと完治はなく一生の付き合いになると言われています。
普段から気をつけて痛風にならないようにしたいけど、痛風とはそもそもどんな病気なのでしょうか。
また、対策することはできないのでしょうか…
痛風の初期症状の期間や、前兆があらわれてから本当に激痛がくるまでの期間、対策をまとめました。
痛風とは
尿酸値が高い、暴飲暴食、カロリー高いもの好き、飲み会が多い、ストレス溜めすぎ、運動不足、身体が冷えている。
今上に書かれていた状態が当てはまるという人は特に注意をすべき病気です。
痛風は繰り返すと発作がおこる期間が短くなることもあります。
痛風の原因は尿酸値が高い状態が続くと尿酸の結晶が関節部分に沈着、蓄積してしまうことです。
尿酸の結晶は体にしてみれば異物なので害があると思い、白血球が体から排出しようとするため炎症となるのです。
蓄積した尿酸が剥がれ落ちるときに痛みを伴います。
痛風の初期症状と期間、対処法
痛風の初期症状は全ての人が同じように感じるわけではありません。
初めて発作がおこる人は前兆に気づかないような軽い感じですが、だんだん発作が起こる前に違和感を感じることができるようになる方もいるそうです。
初期症状は2,3日から1週間でおさまることがありますが、このとき病院に行っていないと気づかず放置して悪化してしまうので注意が必要です。
初期症状を感じてから本当の発作がおこる期間は、数時間~1日程度です。
ぶつけたような鈍い痛みや関節部分が熱く腫れぼったい痛み、つまさきや足の裏の痺れが主な前兆と言われています。
他にも、足の甲、かかとやくるぶし、アキレス腱や下半身の足の関節がある部分に症状がでやすく、手の指や肘、膝は初期症状としては比較的少ないそうです。
初期症状は突然やってくるという人もいれば、数日前から感じる人もおり、夜中から明け方がつらく、長時間続かないのが一般的です。
対策方法は、前兆を感じた部分を心臓より高い位置にもってくること、令湿布などで冷やすことです。
また、発作がおこるまえの対策としては薬を服用することが挙げられます。
「コルヒチン」という薬を飲むことで腫れや痛みを軽減したり、予防することができます。
コルヒチンは痛み止めとはちがい、発作が起こる前に飲む薬なので携帯しておくことが大切です。
ただし、痛風の原因である尿酸値を下げるわけではないし、副作用もあるので処方された通りに飲みましょう。
まとめ
痛風は日ごろの暴飲暴食やアルコールのとりすぎなどが原因のため、予防や改善には食事療法が効果的です。
痛風になってしまうとプリン体の制限があるのでビールが飲めなくなってしまいます。
痛風になって、この先ビールが飲めないことを考えたら、日ごろから適度な飲酒を心がけて対策する方が健康的です。
また、運動不足も原因の一つですが、激しい運動ではなく、ゆったりとしたウォーキングなどの有酸素運動で対策しましょう。