煙草を長年吸っている人は、歯磨きをしっかりしていても歯が黄ばんでしまうことがよくあります。
市販のホワイトニング剤を購入してもなかなか白い歯にならなかったり、またすぐに黄色くなってしまうには理由がありました。
歯のヤニをどうにか取りたい人、自宅で行うホワイトニングの効果が実感できなかった人がおさえておきたい改善方法と、黄ばみの原因についてまとめました。
黄色い歯とヤニの関係
煙草に含まれるタールはガソリンのように脂っこい黒い液体で、歯のヤニの原因です。
ヘビースモーカーの吸う煙草の量には、1年でコップ1杯とも言われるほど黄ばみの原因であるタールが含まれています。
タールの量が少ない煙草に変えるという方法もありますが、好きな銘柄から買えて物足りずに吸う本数が増えては意味がありません。
強く吸ったり、根元まで吸うようであればあまり効果が変わらないとも言われています。
黒いタールが入っている煙草を長期間吸うと、どうしても歯が黄ばんできてしまうのです。
ヤニの取り方とホワイトニング
ヤニを取りたいときは歯科に行ってクリーニングをしてもらう方法や、歯を白くする歯磨き粉などを使用して自宅でホワイトニングを行う方法があります。
歯科のクリーニングは一度マウスピースを作って自宅用のホワイトニングのセットを購入するホームホワイトニング。
歯科に何回か通って専用の機械で行うオフィスホワイトニングがあります。
ホームホワイトニングは忙しいときに自宅でできるメリットはありますが、1年以上の長期間かけてヤニを取り、大抵3~5万の費用がかかります。
オフィスホワイトニングはホームホワイトニングと違い、1本単位で金額が変わりますがホームホワイトニングよりも高めです。
3ヶ月~半年ほどの期間でもヤニ取りの効果が出やすいので、短期間で集中的に歯の黄ばみをとりたいときに良い方法です。
タールを落とすのに有効なホワイトニングの歯磨き粉などもあるので、自宅でどうにかしたい場合は試してみましょう。
逆効果なのは、歯をゴシゴシと強く磨いてしまうことです。
歯のコーティングをしているエナメル質の下は薄黄色なので、削りとってしまうと黄色い歯が目立ってしまいます。
歯のコーティングはフッ素でもできるので、ヤニ取り効果がある歯磨き粉で歯を磨いた後にフッ素のジェルを使用すると効果的です。
もう一つ自宅でできるホワイトニングは、薬剤を使った方法です。
歯磨き後に薬剤を塗り、しばらくしたらブラシで軽く落とすのが一般的で、薬局やネットショップで購入することができます。
重曹を使ったヤニの取り方を思いつく方もいるようで、歯ブラシに食用の重曹をつけて磨くだけで簡単と言われることもありますがオススメはできません。
重曹はエナメル質を削りとってしまうので注意が必要です。
一時期ネット上で話題になった、激落ちくんのようなスポンジでこする方法も重曹と同じでコーティングを剥がす原因になるので要注意です。
まとめ
歯医者さんの力を借りても3ヶ月以上かかるホワイトニングです。
市販のホワイトニング剤を一度使ったくらいでは、すぐに白い歯が手に入るわけではないのでコツコツ続けるようにしましょう。
そして、歯を白くするのに一番確実なのはやはり歯科に行ってクリーニングやホワイトニングをすることです。
時間とお金の余裕があれば、専門的に見てもらうことも検討してみてください。
ヤニをいくらおとしても煙草を吸ってしまえばまた黄ばみの原因であるタールで黄ばんでしまいます。
効果を実感するには禁煙が不可欠のようです。