日頃多くの人達が飲んでいるコーヒー。
今やコンビニでも本格的なコーヒーが安価で飲める時代です。
何気なく飲んでいるコーヒーは、どこから来ているのでしょうか?
コーヒーの歴史
コーヒー豆はアカネ科コーヒーノキ属に分類されるコーヒーノキの種子です。
人類がいつからコーヒー豆を食用、あるいは飲用にするようになったのかは諸説ありますが、その起源はアフリカや中東あたりにあるようです。
17世紀にはヨーロッパに持ち込まれ、徐々に一般に飲まれるようになりました。
日本には江戸時代にオランダ人によって持ち込まれたとされていますが、当時の日本人の口には合わず一般には普及しませんでした。
日本で本格的にコーヒーが飲まれるようになったのは明治時代の終わり頃からと言われています。
主な生産地
コーヒー豆はアジア、アフリカ、中南米の赤道に近い熱帯、亜熱帯の地域で主に栽培されています。
生産量世界一はブラジルですが第2位がアフリカや中南米の国々を抑えてベトナムというのはちょっと意外な気がします。
タンザニアのキリマンジャロ、イエメンのモカ、ジャマイカのブルーマウンテン、グァテマラ、ブラジルなどが有名な銘柄です。
世界のコーヒー豆の流通は大手4社の寡占状態となっており、生産者の過酷な労働が問題視されることもあります。
浅煎りと深煎り
コーヒーを飲料として楽しむには、豆を焙煎しなければなりません。
焙煎の度合いは日本では8段階に分類されますが、大きく分ければ浅煎りと深煎りに分けられるでしょう。
浅煎りは酸味が強く、深煎りになるほど苦みが強くなります。もちろん豆の種類によって味も風味も変わってきますから、どちらが良いという訳ではありません。
販売店やカフェなどは大手メーカーが焙煎した豆を仕入れる場合と、生豆を仕入れて自家焙煎する場合とがあります。
産地や種類も焙煎の仕方も様々ですし淹れ方にこだわりのある方も居ることでしょう。
運良く自分の好みに合ったコーヒーに出会えれば、至福の時間を過ごす事が出来ますよね。