ペップトークとは、スポーツ界発祥の概念です。
「サーブミスするなよ」ではなく、「サーブ決めていこう!」のように肯定的な表現で勇気づけ(pep up)する事で、ポジティブな成功イメージが生まれ、やる気が湧くという場面が想像出来ます。
今や、ビジネスパーソンの中でも、上司から部下への声かけや、自分自身のやる気アップに生かされるようになってきました。
今話題のペップトークとは何かについてと、日常に生かすセンテンスをまとめていきます。
ペップトークとは何か
ペップトークとは、スポーツの世界から生まれた手法です。
人種や価値観の違う選手達が集まったNBAやNFLでは、監督やコーチと選手のコミュニケーションが上手くいかず、言うことが伝わらず、信頼関係を築くのに苦労する現状がありました。
短い肯定的な表現の言葉をかけることで、選手との信頼関係をつくり、パフォーマンスが上げられるとして、スポーツ界に広まりました。
ビジネスパーソンの世界でもペップトークを取り入れて成功している例が増えています。
力を引き出したい相手に向かって行うペップトーク、自分自身に行うセルフペップトークのどちらでも、やる気を出すことが出来るのです。
ペップトークを生かした話し方
・肯定的な言葉を使う
・短く、わかりやすい
・インパクトがある
・状況を受け入れつつ次にするべき事を伝える
職場での上司⇒部下例を挙げると・・・
・「大事な案件だから慎重に頼むよ!」
・「やり遂げたら成長できるぞ!」
失敗させたくないときに、「失敗するなよ」とストレートにいってしまいたくなりますが、肯定文になるようにします。
「××しないように」と思い浮かべると、××してしまった時のネガティブなイメージがすり込まれるからです。
やる気の出ない部下にも、頑張ったあとのポジティブイメージが浮かぶように「やる気が無いのか」ではなく、「やり遂げたら成長できるぞ!」といった言い方にします。
上司にダメ出しされた時にも、自分の中で肯定的な言い方に言い換えてしまいましょう。
セルフペップトークを行えば、自分に自信が持てるようになります。
ポジティブシンキングの波にのる、ミラクルセンテンスになるのです。
まとめ
○ペップトークとは、やる気が湧く勇気づけの言葉
○肯定的な言葉は、人をポジティブにしやる気を高める
○セルフペップトークは、自分に自信を与える
指導者と選手のすれ違いを改善するために研究されたというペップトークですが、職場や、教育の場でも活用されています。
現状を受け入れて肯定的に進むべき方向をイメージするというのが、やる気に活力を与えるのですね。