夏祭りや花火大会などの風物詩であるかき氷、屋台を見るとふらっと立ち寄って買ってしまいます。
そんなかき氷にかかせないものはシロップです。
イチゴ、ブルーハワイ、メロンなど様々な味があり、見た目もカラフルで見るだけでも楽しいです。
そんなかき氷のシロップには秘密があります。
実はすべてのシロップは基本的に同じ味なのです。
シロップは砂糖の蜜に着色料と香料が加えられて作られています。それには果汁はいっさい加えられておらず、すべてのシロップの成分は同じなのです。ではなぜ私たちはそれぞれのシロップが違う味だと感じるのでしょうか。
その原理は脳がだまされていることによるのです。シロップの味付けはすべて同じです。
実際にシロップを味覚センサーで調べた結果によると、すべてのシロップが強い甘みと酸味を示しており、すべての味覚は本当に同じだったようです。
違うのは着色料と香料です。
人は実際の味だけでなく、色、においによって感じ方が変わります。
私たちがかき氷を食べたときに感じる味の違いは、脳の錯覚なのです。
つまり目を閉じて鼻をつまんでかき氷を食べると、どの味なのか分からなくなるのです。
中には、ちゃんと違う味がするシロップもあります。それはコーヒー味や抹茶味などの特殊な味のかき氷です。
かき氷を好きで毎年食べていたが、着色料や香料が気になる人は、あまりそれらを使用していないものを探して食べるか、食べるのを辞めるのが良いのかもしれません。