こめかみのあたりが、きりきり、ずきんずきんと痛む片頭痛は、その痛みの辛さで、家事や仕事などに大きな支障を来たします。
いち早く、この痛みと辛さから開放されたい!!と思うのは誰でも一緒ですが、その方法は様々です。
痛い部分を冷やすのか?温めた方がいいのか?寝た方がいいのか?カフェインなどを摂るのがいいのか?鎮痛剤を飲むのがいいのか?
実は、頭痛の種類によっても対処が異なり、特に片頭痛の場合は、対処の仕方を間違えると悪化させるという事態にもつながりかねないとも言います。
よく頭が痛い時には、こめかみの部分に白い湿布を貼っている様子が思い起こされますが、実際にはどんな関係があり、効果などはどのようなものなのでしょうか?
片頭痛対策として、こめかみに湿布を貼る理由とはどんなものなのでしょうか?
片頭痛とはそもそも何?
頭痛には2種類あり、筋収縮性頭痛と呼ばれるものと、片頭痛の2つです。
筋収縮性頭痛とは首周りの筋肉が持続的に収縮することで頭痛を引き起こします。
片頭痛は、こめかみなど、頭の片方か、一部に痛みを感じる頭痛で、ストレスや肩こり、眼精疲労などが原因で発症するとされています。
特に慢性化している場合は、そのほとんどが血管の拡張による痛みが原因となる頭痛です。
天候や、特定の曜日、また、激しい運動の後やテンションを上げ過ぎてしまったときなど、精神面や感情面といった要因からも痛みを感じるのが片頭痛の特徴です。
片頭痛は血管の拡張が主な要因なので、リラックスしている状態のときは起こりにくいものなのです。
偏頭痛対策のこめかみと湿布との関係とは?
片頭痛の主な原因は血管の拡張によるものですが、その予防法、対処法として有効なのが冷やすことです。
拡張した血管を冷やすことで血管を縮めて、神経などを圧迫して痛みを感じている状態から開放させるわけです。
特に、冷やした湿布をこめかみに貼ることは、長い時間、ゆっくりと血管を冷やしていくので、片頭痛対策には持ってこいの方法なのです。
おすすめは、冷たい湿布を1センチ四方の正方形に切って、こめかみ部分に貼り付けます。
こうすると持続的に、拡張した血管を冷やし、縮めることができて、痛みを緩和してくれます。
また、血行促進にもつながって、眼や肩のはりなども少しずつ緩和してくれます。
まとめ
○こめかみなどに感じる片頭痛とは主に血管の拡張が原因で起こる。
○偏頭痛対策のこめかみと湿布との関係とは、拡張した血管を湿布によって持続的に冷やすことができて、血管を縮めて痛みを緩和するという有効的な対処法だった。