脳内三大物質として有名なのが、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンです。
中でもドーパミンは快楽物質とも言われ、快感を感じるホルモンですね。
ドーパミンが偏って出ると依存症の元になってしまいますが、バランス良くドーパミンを分泌させる体調を保つと、前向きな気持ちで過ごす事が出来ます。
こうしたホルモンは、食事のバランスが大きく影響します。
ドーパミンを増やす食べ物、抑える食べ物についてまとめてみましょう。
ドーパミンを増やす食べ物
○ アミノ酸の一種『チロシン』がドーパミンの分泌を増やす
チロシンが多く含まれている食品
・カツオ節
・チーズ
・しらす
・大豆製品(納豆、豆腐、湯葉など)
○ アミノ酸の一種『テアニン』はドーパミンの濃度を高めます
テアニンは、緑茶に含まれている物質で、グルタミン酸の誘導体として知られています。
お茶を飲むと気分がスッキリしてリフレッシュ出来るのは、ドーパミンの濃度を高めているからでしょう。
ドーパミンを抑える食べ物
○ セロトニンを増やしてドーパミンを抑える
トリプトファン+ビタミンB6を食べ物から摂ると、セロトニンの体内生成に役立ちます。
・バナナ
・大豆製品(納豆、豆腐、湯葉)
・ナッツ類(アーモンド、ピーナッツ)
・乳製品
ビタミンB6が豊富なのは、赤身の魚やレバーです。
ドーパミンは増えすぎると興奮状態が続いて眠れない、依存症におちいりやすいといったデメリットが出てきます。
増えると血流が良くなって意欲的になるといわれるドーパミンですが、心のバランスを取るためにも、セロトニンとドーパミンのバランスをとることが大切ですね。
ドーパミンを増やす・抑える食べ物として共通なのは、大豆、乳製品です。
毎日の食事に、大豆と乳製品を取り入れていく事は、心の健康にも大切なことなのです。
あわせて、適度な運動を習慣化する、日光を浴びるというのも気持ちの安定には欠かせません。
まとめ
○ 大豆、乳製品を毎日の食事に取り入れるとドーパミンのバランスを保つのに役立つ
○ ドーパミンは過剰になると、依存症や不眠の心配がある
○ ドーパミンの過剰を抑えられるのはセロトニン(トリプトファン+ビタミンB6)
食べ物が、心の健康にも大きな影響を与えると言うことがわかりますね。
インスタント食品や、ファーストフードに偏る食生活は健康に悪いだろうなというイメージがあります。
手のかかった料理を毎食用意するのは面倒ですし、簡単にすませることも多いですが、ナッツや大豆製品、乳製品をプラスするだけでも、ドーパミンのバランスを整えるのに役立ちそうですね。