インドでは広く行われている鼻うがいですが、日本でも実践している人は少なくありません。
鼻うがいについて調べたところ意外な効果があることがわかりました。
鼻うがいの方法
鼻うがいに真水を使うと、プールで鼻から水を吸ってしまった時のように「ツーン」とした痛みを感じますので、人肌程度に温めた生理食塩水を必ず使うようにしましょう。
鼻うがいの方法は次に示すとおりです。
・ ぬるま湯200ccに対して1.8gの食塩を混ぜ、生理食塩水を作る。(食塩1.8gは小さじ1/2杯弱)
・ 片方の鼻をおさえて、反対の鼻からゆっくり生理食塩水を吸い込む。
・ 吸い込んだ生理食塩水を口から出す。
これを左右交互に3~5回繰り返します。
慣れないうちは点鼻薬の容器などを使って生理食塩水を鼻に入れるようにすると上手くいきます。
鼻うがいの効果
鼻うがいは鼻の粘膜を洗い流すことで鼻腔内のほこりや雑菌、花粉などを取り除きます。
そのため、鼻づまりや花粉症の改善に効果があります。
また、風邪などの感染症の予防にも効果があります。
感染症の予防といえば、うがい・手洗いが一般的ですが、風邪のウイルスは当然鼻の粘膜にも付着します。
喉を洗ううがいだけでなく鼻を洗う鼻うがいを加えれば風邪予防の効果を高めることになります。
さらに鼻づまりが解消されれば、気道が広がりいびきや睡眠時無呼吸などにも効果が期待できます。
もう一つ、意外な効果として団子鼻が小さくなり鼻筋が通る、ということもあります。
蓄膿症や副鼻腔炎などで鼻づまりがひどくなると鼻の奥に膿や老廃物が溜まります。
そしてしだいに鼻そのものの形に影響を与えてきます。
もしも、鼻うがいにより、これらが解消されれば、鼻筋が通った綺麗な鼻の形になることもあるかもしれません。
鼻うがいの注意点
鼻うがいの注意点としてはうがいをしたお水を飲み込まないことです。
ほこりや花粉、ウイルスだけでなく、鼻水も混じっていますので、決してきれいではありません。
また、鼻うがい中に唾を飲み込んだり、鼻うがい直後に鼻をかむと中耳炎になる可能性があります。
さらに、鼻うがいはやりすぎると鼻の粘膜の機能を損なう原因となりますのでやるとしたら1日1回にしましょう。
鼻の穴に水を通す鼻うがいは、最初は怖いと感じるかもせれませんが、慣れれば誰でも上手にできるようになります。
花粉症や風邪の予防、もしかしたら鼻筋まで通る鼻うがいを是非おためしください。