アメリカに行った事がある人には心当たりがあると思いますが、ホテルの廊下やエレベーターで見知らぬ人と出会うと「軽いスマイル」や「小さな声でハイ!」と挨拶する人が多いですね。
これは「私は貴方の敵ではありませんよ」の意思表示なのだそうです。
一方日本では、見知らぬ人の顔を見て微笑んだりすると「何がおかしいんだ!」などと言われかねないので、むしろ顔を見ないようにする人が多いようです。
その逆で、日本では、知り合いの顔を見かけるとニコっと笑って近づく人が多いのですが、アメリカでそうすると「何かおかしい?」と奇妙な顔をされかねません。
このように国によって文化や習慣の違いは有るにせよ、相手に好印象を与える「褒め言葉のベストタイミング」は共通のようです。
例えば、営業活動でお客様を訪問した際に、面会した最初のひと言で「おはようございます、お、今日は素敵なネクタイをしていますね」と言った場合の相手の印象では「お世辞?」「社交辞令?」的な疑惑をもたれる事がありますが、別れ際の場合は全く違います。「それでは宜しくお願い致します」と言って席を立ち、ドアの近くまで行った時に振り返って「ところで、そのネクタイはどちらで? とても素敵なので気になって・・・」と言うと、褒められた方はその言葉を素直に受け取り、ネクタイを見つめながらご満悦顔になる事が容易に想像できるでしょう。
また、この褒め言葉のベストタイミングは、女性の服装やアクセサリーを褒める場合についても同じですので、機会がありましたら是非お試しを!