フローリングのつや出しに市販のワックスやオイルを使っていますか?
昔から、板の間をぬか袋で磨くといいと言われてきましたが、ぬか成分が含まれたとぎ汁を使うと艶が出ます。
・とぎ汁でフローリングをぴかぴかにするお掃除方法
・とぎ汁でお掃除するときの注意点
・見直されているとぎ汁パワー
・まとめ
とぎ汁でフローリングをぴかぴかにするお掃除方法
① お米をとぐときに、とぎ汁をバケツにためておきます。
② 白くにごった状態のとぎ汁にぞうきんを浸して固く絞ります。
③ フローリングを拭き掃除します。
④ ぞうきんが汚れたら水洗いして汚れを落としてから、とぎ汁を使って拭き掃除します。
⑤ 仕上げ拭きはしなくてOKですが、から拭きをすると艶が感じやすくなります。
お米のぬかには、『オリザオイル』というオイル成分が含まれているので、フローリングに自然な艶を出すことが出来ます。
市販のワックスのように塗ってすぐに艶が出ると言うほど即効性はないですが、少量含まれた『オリザオイル』が掃除のたびに残り、艶が出てきます。
定期的にオイルワックスを使ってお手入れしていた床なら、米のとぎ汁を使って固く絞ったぞうきんを使うことで、ワックスがけの回数を減らすことが出来ます。
また、油分が入っている事で水拭きで落ちない汚れを拭き取りやすくしてくれる効果もあります。
とぎ汁でお掃除するときの注意点
昔からぬか袋で板の間を磨くという方法がありましたが、米のとぎ汁の中にも、ぬかに含まれる『オリザオイル』が溶け込んでいますから、艶が出るのも納得ですね。
ただ、とぎ汁の中にはでんぷん質も溶け込んでいますし、アレルギーを気にするかたには不向きかもしれません。
床のようにむき出しになっている場合の影響は少ないですが、拭いた後家具の陰になる場所や、マットをおいている場所では、カビの原因になる事もあるからです。
とぎ汁を使ったぞうきんで拭き掃除したら、しっかり水分を飛ばして乾燥させるのがポイントです。
日当たりの悪い場所や、家具の陰になる場所では控えること、水拭き出来ない材質の床には使わないというのが注意点になります。
見直されているとぎ汁パワー
お米のとぎ汁は、普段は捨ててしまうものですが、ぬかの成分が溶け込んでいるので、使い回しする事が出来ます。
ぬかですと、購入しなければならないかたも多いですが、とぎ汁ならば、お米を炊くときに普通にでるものですから活用しやすいですね。
食器洗い
油分を落ちやすくしてくれます。
とぎ汁を洗い桶にためておいて、つけ置きの水に利用する。
ちょっとした汚れなら、洗剤ナシでもかなりキレイになります。
家庭菜園の水やり
ぬかの成分が肥料として働き、育ちが良くなります。
トマトやイチゴなどは、甘みが増します。
洗顔
ぬかの美容成分が肌をしっとりさせ、美白効果もあります。
とぎ汁で洗顔するか、とぎ汁の沈殿物でパックすると良いです。
野菜の下ゆで
とぎ汁を使って大根など野菜の下ゆでをするとえぐみが抜けます。
土鍋など陶器の目止め
とぎ汁を入れて沸騰させる、とぎ汁で煮沸すると水漏れやシミを防ぐことができます。
まとめ
○とぎ汁でフローリング掃除をすると艶が出る
○水分をしっかり飛ばしてカビに注意する
(特にアレルギーが心配な人は注意してください。)
○とぎ汁は捨ててしまうのがもったいないほど利用価値がある
お米のとぎ汁は捨てているかたも多いですが、応用範囲が広く驚きのパワーを持っていますね。
化学物質で作られた便利な洗剤やワックスを使うことが多い現代ですが、昔ながらのぬかのパワーを、とぎ汁を使うことで利用出来る場面も多いですね。
とぎ汁の良さを見直すと、節約&エコにも役立ちます。