くしゃみが出ると必ず「誰かに噂されてるんじゃない?」とか、「誰か悪口言ってない?」なんていう人がいます。
くしゃみが出ると噂されているというのは本当か、迷信なのか気になるところです。
“くしゃみが出る=噂”といわれるようになった由来と、外国でのくしゃみにまつわる話をまとめていきましょう。
くしゃみが噂と結びついたのは、陰陽や呪術に関係が!
中性の日本では、くしゃみをすると魂が抜け出すと考えられていました。
昔は風邪といえども死に至る病の始まり…命を縮める不吉なものを象徴していたのです。
そこで、「そんなものくそ食らえ!」からの意味で「くっさめ」と唱えるようになり、言葉が変化して「くしゃみ」となったという説があります。
いまでも歌舞伎ではくしゃみのことを「くっさめ」と発音しますね。
この不吉なくしゃみの原因を、誰かからののろいや呪術のパワーを受けていると考えたため、誰かに噂されていると言われるようになっていきました。
・くしゃみ1回で普通の噂
・くしゃみ2回で悪い噂
・くしゃみ3回で恋の噂
3連発でくしゃみがでるのは滅多にないから、むしろ幸運があると考えるのか、体調を崩す合図だからポジティブシンキングで、体調をキープしようとしているとも取れますね。
本当か迷信はさておき、ちょっと面白いですね。
1外国の面白くしゃみ話
くしゃみをすると11といった迷信は、各国にあります。
ブラジルやスペインでは、1回のくしゃみは「健康」、2回が「お金」、3回「愛」。
ドイツでは、1回は「不吉」、2回は「物がもらえる」、3回は「幸運」。
オランダでは、3回出ると「お天気が良くなる」
ラテン系の国では、くしゃみを幸運のシンボルにしている様で、ポジティブシンキングの明るいお国柄とマッチしているのが面白いですね。
くしゃみが出た後は風邪症状が出て寝込んだり、花粉症の鼻水や鼻づまりに悩まされることもありますが、ラッキーなイメージと結びつけて、気持ちを前向きにすることで免疫力がアップするかもしれません。
こうしたことは本当か疑わしい面もありますが、良い解釈をすると、気持ちが明るくなるのは確かです。

まとめ
○ 日本中世はくしゃみが出る=呪術の対象になっている=噂されている、と解釈された
○ 回数によってくしゃみの意味が変わるのは迷信。本当かより、気持ちの持ちようで幸運になる!
○ 外国での解釈は、日本と違う
“ふえーっぷ しぁーん!”なんてツバをまき散らした後でも、「いやー、誰か噂してるなあ!」なんて言うと、会話が盛り上がって、イヤな雰囲気を転換できそうですね。
くしゃみをした人には、“お大事に”とか“God bless you”なんて声をかけてあげたいですね。