今まで病気ではなかった人でも、急に胸が痛くなったら不安を覚えると思います。
心臓も近いし大変な病気だったらどうしよう…と病院に行っても身体に異常がないことがあります。
そういうときは肋間神経痛の可能性があり、その痛みの原因はストレスと言われています。
とっても痛い、肋間神経痛の原因や痛みのある場合の治し方などまとめました。
肋間神経痛とは?
肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)は主にストレスが原因でおこる神経障害性疹痛です。
神経障害性疹痛は身体に異常があるわけでもないのに激しい痛みがありますが、その原因は明確ではありません。
そして、痛みが発症した大きな原因が取り除かれても、しばらくはその痛みが残ってしまい、慢性化します。
肋間神経痛の場合は肋骨にそって、わき腹から背中や胸などが痛みます。
痛む時間は短ければ数秒ですみますが、長いと5分程度も痛みがつづくことがあります。
神経自体の痛みなので命に関わる病気というよりも、その痛みの状態のことを示します。
痛みの治し方
肋間神経痛が起こる原因の一つはストレスです。
ストレスを溜め込んだままの状態では状態が良くなりません。
まずはストレスを発散する工夫をしてみましょう。
有効なストレス発散は、睡眠や食事、運動を取り入れた規則正しい生活をすることです。
身体の状態をよくすることで疲れやストレスを溜めにくくします。
また、お風呂につかったり、温かい食べ物などで身体を温め、血流を良くするのも効果的です。
身体を温めることはストレス軽減の面だけでなく、肋間神経痛をひきおこす周りの筋肉の負担も減らすことができます。
冷えた身体は身体が縮まって筋肉に負担がかかり、肩が上下するような浅い呼吸になります。
肩で呼吸すると肋骨周りの筋肉に負担がかかってしまうので、身体はなるべく冷やさないようにしましょう。
温かい飲み物に生姜を加えて摂取することも効果的です。
肋間神経痛の痛みの治し方でもう一つ有効なのは、肩や背中の筋肉のストレッチです。
簡単な方法は、腕を上げて首の後ろから反対の方を触るようにするストレッチが効果的です。
また、腕を回したり伸ばしたりするだけではなくジャンプや屈伸など様々な動きがとりいれられているラジオ体操は、肋間神経痛だけでなく総合的に身体のバランスを整えることができます。
まとめ
痛みが酷くて耐えるのがつらいときには内科か整形外科で痛み止めをもらうと一時的な痛さを軽減できますが、治っているわけではありません。
肋間神経痛が頻繁におこったり、数分におよんで痛みを感じるなどの悪化を食い止める意味でも、肋間神経痛の治し方を参考にしてみて下さい。
肋間神経痛の治し方は長期的に取り組んで、生活面の改善が必要です。
ストレスを無くすというのは忙しい現代社会で難しいと思いますが、生活のリズムや食事でストレスを溜めにくい身体にすることは可能です。
ストレスを溜めにくく発散がうまくなる工夫は、肋間神経痛の痛みだけでなく、自分のコンディションを整えて楽しく生活するためにも取り入れて損はありません。