ヒリヒリと痛みを感じる日焼けは、皮膚の細胞が破壊されて炎症をおこしているのでヤケドと同じ状態です。
しかし海や山でのレジャーに行くのは決まって休日…しかも痛みを感じるのはお風呂に入った後や寝る前だったりします。
軽症ですぐに治れば良いですが、いつまで痛みがあったら病院に行くべきなのか知っておきましょう。
そして、すぐに病院へ行けないというときに、治療前にできる応急処置や日焼けの痛みがあるときに気をつけたい事もまとめました。
ひやけの痛みはいつまで続く?
日焼けの痛みが夜に襲ってくるのには理由があります。
一般的に、日光を浴びていたときから6~24時間後に痛みが出てくるため、日中16時くらいまでレジャーを楽しむと22時以降にヒリヒリしてくるのです。
痛みはいつまでも続くわけではなく、普通は2,3日で収まりますが、いつまで痛むかには個人差があります。
軽度であれば病院で治療しなくても治りますが、日焼けの炎症はヤケドと同じで悪化すると水ぶくれができたり肌に痕ってしまうこともあるので油断は禁物です。
1週間たっても痛い場合や痛みがひどいときには、早めに皮膚科へ行くようにしましょう。
日焼け治療をする前にできる応急処
皮膚科に行って治療するほどではない日焼け、すぐに病院へ行くことができないときには応急処置をして悪化させないようにしましょう。
痛みが出てきたらすぐに冷やす
すぐに冷ためのシャワーを浴びたり、保冷剤をタオルでまいて冷やしたりしましょう。
冷やすことで痛みをやわらげることができます。
急に冷たいシャワーを浴びると身体への負担が大きいので、温度は15℃くらいで大丈夫です。
氷水につけたタオルをしぼって日焼けした部分に当てるだけでも違います。
痛みを感じてほてっている感じが抜けるまでは、長く冷やすようにしましょう。
保湿する
日焼けは肌が乾燥してガサガサになってしまい、ときには痒みを感じることもあります。
痒いからと爪でガシガシとひっかいてしまっては状態が悪化してしまうこともあるのです。
日焼けには保湿クリームやアロエオイルを塗るようにすると乾燥を防止してほてった肌を鎮めることができます。
炎症は空気に触れると痛みを感じるため、保湿クリームやオイルで空気に触れさせないことで痛みもやらわげることができます。
痛みが気になって眠れないようなときには、保湿クリームを塗った上から食品の保存に使うラップで覆って保湿効果を高めてみましょう。
水分補給
日焼けによる肌の乾燥は直接保湿するだけではなく、水分をこまめに摂取して体の中から潤いを与えることも重要です。
また、日焼けのあとはシミやソバカスの原因にもなります。
シミやソバカス予防に効果が高いビタミンCが入った飲料やフルーツを摂取して水分補給をするのがオススメです。
まとめ
いつまでも痛いわけではないのですが数日間は痛みがある場合も多いので、お風呂に入るときは炎症している部分をあまり温めないように、ぬるめのシャワーで汗を流す程度です。
スポンジやタオルでゴシゴシと洗うのも控えて、手でやさしく洗うようにします。
せっけんは炎症した肌を刺激したり、油分を落として乾燥させる原因となるので、炎症が酷いときはベタベタや匂いが気になるときに使うようにしましょう。
日焼けの痛みは治療したからといってすぐに治まるわけでもありません。
あまりに痛い場合は痛み止めを飲むのも1つの手です。