捨印の訂正方法と押す場所に注意!書き換え放題を防ぐには?

捨印 訂正方法 場所 (1)_R
正式な書類には捨印を押す場面がありますね。

マンションの賃貸契約や、ローンの契約締結書など、欄外に捨印が使われます。

捨印は、訂正の必要が出た時にその都度訂正印を押さなくて済むように押すものです。

ですから、訂正方法や押す場所に気をつけないと、契約相手の都合の良いように訂正し放題にされても文句がいえないので、正しい捨印の訂正方法と押す場所を知っておきましょう。

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捨印を使った正しい訂正方法と場所

「訂正内容を挟み込む押し方」

たとえば契約の日付“四月三日”を変更したときの訂正方法では・・・

① 欄外に自分の印を押す。
②“四文字削除”“四文字加筆”と捨印の右に上下に並べて書く。
③文字が書き足せないように、文字のすぐ右に相手の捨て印を押す。

変更した文字数をお互いに確認済みですよということがわかる様に、捨印同志で挟み込んでしまう書き方をするのです。

もし、変更内容をあらわす文がないままに捨印を押してしまったら、改訂し放題になってしまいます。

捨印の意味は、訂正印をその都度押さずに省略出来るという事ですから、注意書きがなければ勝手に書き換えられても書類として正式に通用してしまうのです。

「訂正印をその都度押す方法」

確実なのは、訂正する場所に打ち消しの線を引いて、訂正内容を書き込み、訂正印をすぐ近くに押すやり方です。
このときも、契約印を使って訂正するのがベストです。

「一つの書類に同じ印鑑を使って統一感を出す」

どこででもすぐ手に入る印鑑では、勝手に書き換えられても反論できません。
捨印、訂正印には、契約で使った自分だけの印鑑を使うのがベストです。
金融機関や不動産など正式な契約書を交わす時には、どこででも手に入る印鑑ではなく、オリジナルなしっかりした物を使いたいですね。

「修正液や修正テープは使わない」

打ち消しの線を引いて訂正するやり方なら、どんな内容を訂正したのかハッキリ見えますし、捨印や訂正印を使ってお互いが確認済みである事がわかりやすいのです。
修正液や修正テープを使った契約書では、ほかの場所を勝手に書き換えられても、不服を申し立てることが出来ない可能性があります。

捨印 訂正方法 場所 (2)_R

まとめ

○ 捨印は訂正内容を囲むように押すのが正しい方法
○ 改ざんを防ぐには、訂正印で対応するのが良い
○ 統一感を出すために、社会人なら正式な印鑑をもっていたい

金融機関や不動産関係などの正式な契約書では、社会人として認められる印鑑を使いたいですね。

捨印の意味を知って、契約書類の不備で失敗しないようにしたいものです。

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