テレビでマナーの常識がクイズになる事がありますが、印鑑の斜め押しがマナーとして守るべきか無視すべきか問題になりました。
印鑑の押し方に、角度を含めて正解はあるのでしょうか?
どういった意味合いで斜め押しの常識が生まれたのか、また、普段はどう押せば良いのか探って見ましょう。
う印鑑の押し方、角度は11時30分?
書類の右肩に役職ごとに認め印を押すかたちになっている事は多いものです。
しっかり上下左右を確かめて押すのが常識と考える人が多い中で、やや左に傾けた11時30分の角度が常識とする意見があります。
一体どちらが正解なのでしょう?
左側に上司の印鑑が押印される事が多く、一部金融関係などでは、上司を立てるために、お辞儀をしている様に見える、やや、左に傾けた押し方が良いとされているというのです。
ほかにも、右肩上がりに押印する事で縁起を良くしたいという説があります。
電子印鑑のシステムでも、斜め押しの機能があるのでそれなりにこのルールを使っている職場があるのは事実です。
ただ、金融業界がすべて11時30分の角度で押印するように指導しているワケでもなく、一部企業内での常識ととらえた方が良さそうです。
もし、先輩から指導されたらそれにならっておくけれど、一般的には丁寧にまっすぐ押す方法も間違いではないのです。
印鑑の押し方で気をつけたい事
回覧形式の書類の認め印では斜め押しが推奨されていても、実印など、正式な書類作成のときには、まっすぐ押した方が誠意が感じられるとして、斜め押しにしない場合もあるようです。
斜めに押したことで相手にだらしない印象を与えたり、雑に扱っているいる様に思われないように対応したいですね。
また、押す場所も不正を防ぐという観点からは、名前に少しかけて押すのがおすすめです。
キレイに輪郭がくっきり出る押印方法ですと、複製や不正のリスクが上がるからです。
印鑑証明をとっている印鑑を押印する場面では、角度にはこだわらずまっすぐ丁寧に押すことがポイントになってきます。
まとめ
○ 印鑑の斜め押しは、一部金融期間の慣習で、それをマナーだと思っている人がいる
○ 斜め押しは、上司にお辞儀しているように見えるので敬意を表す意味合いが込められている
○ 鑑証明をとった印鑑を押す場面では、まっすぐ押印して誠実な印象を表現出来たほうが良い
一部、金融機関の慣習だったものが、テレビで日本のマナーとして全国で常識だというニュアンスで伝わったため、賛否両論の盛り上がりを見せましたね。
実際には、まっすぐ丁寧に押しておけば間違い無いという事ですが、会社内で流通する文書にローカルルールがあった場合には、従っておいた方が無難でしょう。