良質の睡眠を取ることは、疲労回復に欠かせませんね。
うつ伏せ寝と仰向け寝ではどちらが良質の睡眠につながるのでしょうか?
寝るときの体勢が、うつ伏せ寝と、仰向けでどんな違いがあるのかをまとめていきましょう。
うつ伏せ寝・仰向け寝・横向き寝のメリット・デメリット
うつ伏せ寝
○メリット
・お腹を下にして寝ると安心感を感じる人は多い
・舌の付け根が喉に落ち込むことでいびきが出やすい場合、いびきが出にくくなる
△デメリット
・首を左右のどちらかに傾けるので首がこりやすい
・内臓を圧迫しやすく負担がかかりやすい
仰向けに寝る
○メリット
・自然に体を布団に預けることができてリラックスしやすい
・内臓への負担がかかりにくい
・血液循環が良く血栓のリスクが下がる
△デメリット
・自然と舌が喉の奥に落ちやすいので、いびきが出やすい
・手足がまっすぐになるので、眠りが浅くなりがち
横向き寝
○メリット
・いびきをかきにくく、睡眠時無呼吸症候群が起こりにくい
・睡眠の質が上がりやすい
△デメリット
・体の片方に重みがかかりゆがみの元になる
・消化器の出口が右向きなので、左を下にすると消化器に負担がかかりやすい
いちばん健康にいい睡眠姿勢はどれ?
“体の右側を下にした横向き寝”が最も健康的です。
寝付くときには、それぞれ好きな向きがありますが、詳しく調べて見ると右を下にして寝ると、消化活動を妨げないことと、いびきをかきにくいというところが良質の眠りに役立ちます。
また、自然に足を曲げておけるので、筋肉をゆるめてリラックスした状態を作りやすくなります。
妊婦さんも、横向きになる『シムスの体位』をすすめられることが多いですね。
ただ、どの体勢も、あまり長時間続けると、布団についている部分が鬱血してしまいますから、適度に寝返りを打ちながら、深い睡眠に入れることが良い睡眠姿勢と言えるでしょう。
まとめ
○ 骨格のゆがみを気にするなら仰向けが良い
○ うつ伏せは内臓を圧迫するので良質の睡眠が取りにくい
○ 右側を下にした横向き寝が健康的にはおすすめ
仰向け寝、うつ伏せ寝、横向き寝と、それぞれにメリット、デメリットがありますし、長く同じ姿勢を続けるのは血行が悪くなり、睡眠の質を下げてしまいます。
健康な人なら、適度に寝返りを打って解消しますが、寝起きにからだが痛くなる、しびれるなど、寝返りが極端に少ない場合、寝返りが少なく睡眠の質が落ちているかもしれません。
ストレスや、骨格のゆがみ、腰痛、いびきなどないかチェックして見ましょう。