咳止めが効かないって苦しいですよね。
民間療法として咳を収める方法、原因が診断とは違っていないか確かめるなど、早く症状をラクにするための方法はないのでしょうか。
そんなときに試しておきたい3つの方法と、咳止めに対する考え方、病院のかかり方についてまとめてみましょう。
・民間療法で出来る3つの方法
・咳止めに対する考え方
・病院のかかり方
・まとめ
民間療法で出来る3つの方法
咳が出て苦しい、咳止めが効かない時にやっておきたい方法を3つご紹介しましょう。
マスクと加湿
空気が乾燥しているとのどや気管に刺激を受けやすいので、湿らせたティッシュやガーゼを挟んだマスクを付けます。
市販品のウェットタイプのマスクを利用しても良いですね。
加湿器がなければ、部屋に濡れタオルを干すだけでも湿度を上げる事が出来ます。
頭を高くして眠る
横になると咳がひどくなる場合には、背中にクッションを入れて頭が高くなるようにするとラクになる事があります。
後鼻漏など、鼻水や痰がのどにおりて気管を刺激することが原因になっている時は効果的です。
大根あめ
大根を1㎝角に切り、はちみつがひたひたになるように漬けます。
2時間くらいおいて大根の水分がはちみつに浸みだしてきたら、軽くまぜ、一晩おきます。
このはちみつをお湯で割って飲みます。
しょうがをプラスするとからだが温まり、風邪症状にもオススメです。
咳止めに対する考え方
病院にかかったのに処方された咳止めが効かないと感じることがあります。
医師は最も効果的だと判断した薬を処方していますが、咳そのものが、異物をからだから排除しようとする働きであるため、薬でピタリと無理に止めてしまうのが良くないという考え方があります。
医師の判断によっては、咳を完全に止めてしまう薬ではなく、去痰剤を咳止めとして処方している事もあり、ピタリと咳が止まらないことに「咳止めが効かない」不満を感じる患者さんもいるようです。
医師は、咳が出ている原因や、薬の副作用を含めた影響を考えて、最もリスクの少ない方法を選択しています。
加湿、マスク、大根飴、頭を高くして眠るなど、出来るだけの事をしてみて、良くならない場合には、もう一度受診して、詳しく検査を受けましょう。
病院のかかり方
初診では咳と原因の判断がつかないことがあります。
最も一般的な原因に対する処置をして様子を見ることになり、1回の診察で治療が上手くいかない事もあります。
病院から戻って、熱が高い、眠れない、水分が摂れないといった症状が出たらもう一度診察を受けましょう。
レントゲンやCT検査を受けて、肺炎や他の命に関わる病気である心配がなければ、十分な栄養を取りながら気管支の炎症が治まるのを待つことになります。
しつこい咳の場合には、アレルギーや喘息が隠れている事もあるので、医師に相談して十分な検査を受けておきましょう。
まとめ
○咳止めは飲んですぐに劇的に咳が止まる訳ではない
○加湿、マスク、大根飴、寝る体勢の工夫などで咳をラクにする
○しつこい場合は、レントゲンやCT、アレルギーや喘息の検査を受ける
咳が続くのはつらいですが、自然な体の防衛反応を薬で押さえ込むのは避けたいと考える医師は多いようです。
「咳止めを処方してもらったけれども、ピタリと咳が止まらない」こともあるのです。
のどから気管支にかけての炎症が鎮まるまでは、ちょっとした刺激でも咳が出てしまいますから、民間療法を組み合わせながら様子を見ていきましょう。
夜眠れない、食事や水分が摂れない、熱が高い状態が続くようなら、病院を再受診してより詳しい検査を受けましょう。
熱がないのに、咳だけがいつまでもしつこく残る場合には、アレルギーや喘息が隠れている事がありますから、そうした可能性も含めて医師に相談しましょう。