ダイエット中、「カロリー取り過ぎちゃって…」なんて言いますが、食品成分表にはエネルギーという項目が出てきます。
「リンゴ1個のエネルギーは135キロカロリー」なんて言い方をしますが、カロリーとエネルギーの違いは何なのかまとめてみました。
カロリーとエネルギーの違い
長さをメートルで表すように、『エネルギーをカロリーで表す』と言われるとわかりやすいですね。
『エネルギー』は『熱量』という言葉に置き換えることが出来ます。
物理の世界では、温度の移動や、物体を燃焼させたときに出る熱を比べたり、量ったり出来るように、エネルギー(熱量)を『キロカロリー(kcal)』や『キロジュール(kJ)』で表します。
食品が持っているエネルギー量を表す単位として、『キロカロリー(kcal)』や『キロジュール(kJ)』が使われているという事なのです。
文部科学省の食品成分表の表示についての説明では、一般的な食品のエネルギー量(熱量)は、たんぱく質、脂質、炭水化物の量から計算されて、○○キロカロリーと表されています。
アルコールや酢酸では、エネルギー換算の係数が使われて算出されています。
カロリーの高い食品は良く燃える?
高カロリー食品は、体の中で高いエネルギーになるというイメージがあります。
もともと食品の熱量計測は、密閉容器に入れて水の中に沈めて、容器内で完全燃焼させたときの温度の上昇から、計測していたのです。
実際、高カロリー食品は燃やしたときに高い熱量を出すことが出来ます。
現在では、実験装置がなくてもエネルギー量が測定出来るセンサーがあり、燃焼実験しないで食品のカロリー値を計測することが出来ます。
ダイエットで気をつけるべき単位とは?
ダイエット中には、エネルギーの高い食品を摂りすぎないように気をつけますよね。
つまり、低カロリーな食品を選んだり、1日の食事の摂取カロリーを抑えたりといったことです。
ところが最近では、熱量だけで無く脂肪としてため込み易い物質を避けることや、血糖値の急激な上昇を避けることがダイエットに有効だと言われるようになってきました。
ご飯や麺、パンなどの炭水化物を減らしたり、野菜から先に食べたり、血糖値の上昇しにくさをGI値でチェックして食品を選ぶといった方法が注目されています。
カロリーばかりでなく、他の成分や単位にも気を配ることでダイエットが成功しやすくなりそうですね。
まとめ
カロリーは、エネルギーの単位だと言うことですね。
そして、高カロリーはダイエットに禁物!というイメージがありましたが、栄養のバランスが重視されてきています。
健康的なウエイトコントロールには、カロリーだけを気にするのではなく、バランス良く食べて適度な運動をする事が大事なのですね。