「自分の人生の目的は11です。」
こう断言出来る人は、困難に遭ってもぶれることなく進んでいける人です。
でも、人生は迷いながら修正を加えながら進んでいくモノですから、一言で目的を言える人ばかりではありません。
目標・目的・手段の違いを整理してみると、本当の自分に気付くきっかけが見つかるでしょう。
目標・目的・手段の違いを整理して見よう
1ヶ月で3㎏減量する、毎日野菜を300g食べる、ウェスト60㎝のスカートをはきたいといったことは、目標です。
この目標を達成するための具体的な方法が、手段であり、より具体的な内容になります。
スイーツを食べるのをやめる、野菜をたっぷり食べるために毎食スープを手作りする、サイズダウンするためにエクササイズを行うといったことです。
では、目的は?と聞かれたとき、ダイエットそのものが目的なのではなく、「美しくなって人から愛されたい」とか、「幸せになりたい」といった漠然とした直接的でない答えが隠れています。
目的・目標・手段の違いは、目的・目標・手段順でより具体的なモノに変化していくところにあります。
行動の目的によって目標や手段が決まる
仕事に置き換えてみると、「その道で一流を極めること」を目標に考える人は、職人気質をみがくようなストイックな手段でクリアする目標を立てて目的に近づこうとするでしょう。
「人の役に立つこと」を目的に考えているなら、「喜ばれる商品を開発すること」が目標になるでしょう。
目的によって目標やそれを達成するための手段が変わりますし、価値観や生き方、個性が大きく影響するのです。
目的を感じながら行動している人は、目標や手段の変更が起こったとしても、動じることなく突き進んでいきます。
「多くの人に勇気を与える人間になりたい」という目的を持って、プロ野球選手になろうとしていた場合、教師になったら目的は達成出来ないのでしょうか?
「教師になって生き方を示すことはたくさんの人に勇気を与える」と気付いて教師の道を選んだのなら、ぶれずに目的を達成しようとしていると言えます。
目的を感じながら行動している人は、目標や手段が変化してもぶれずに意味のある時間を過ごしていると感じる事が出来るのです。
自分の心の中から湧いてきた欲求を大切にし、目的を感じることが生きる意味をもたらしてくれるのです。
まとめ
○ 目的・目標・手段の違いを知って、ぶれない生き方を探してみよう
○ 心の中から湧いてきた欲求を大切にして自分なりの目標を見つけよう
目的がわからないと悩む若者もいますが、自分と向き合った経験がなければ心の奥底に眠っているものの正体に気付くことは出来ません。
悩んでいるなら、目の前の事に限界までチャレンジする事から始めて見ましょう。