景気は上向きだと言われますが、中小企業では実感が湧かないという声も聞かれますね。
そんな中、ふと気になるのが自分の勤め先、取引先は大丈夫か?という事です。
倒産前の会社の、共通した特徴を知っておけば、心の準備も出来るというものです。
倒産前の会社の見分け方、倒産の前兆とも言える特徴をまとめてみましょう。
「社長が私用でよく外出する」
社長の外出の中身が伏せられていて“私用”となっていることが増えていたら、金策に出かけている疑いアリです。
金融機関、友人などのツテを頼りに、あちこち飛び回っていると考えられます。
「備品管理がやけにきびしい」
筆記用具まで自腹になる、業務に必要なモノでもやけに節約志向に走っているという状況は、業績がヤバイのかもしれません。
ただの節約以上のきびしいチェックは要注意です。
「金融関係の来客が増えた」
会社側の金策という事もありますが、融資を受けている銀行が業績をチェックしにきているという事があります。
銀行の視察で印象を気にする、業績をアピールしたがっているなど、見かけを取り繕う行動は倒産前の会社なのかも・・・。
「メンテナンス費用を出し渋られる」
業務に必要な備品のメンテナンスなのに、もう少し大事に使ってくれとか、まだまだ使えるなどと、費用を出し渋るのは、資金難の影響かもしれません。
「勤続年数の長い人が退社・・・」
社長がかわいがっている長年勤めてきた人が退社すると言うことは、退職金が渡せるうちに退社を決めてあげたいという温情と、高給取りの人員を整理するという意味合いが隠されています。
また、より少ない人数で多くの仕事を回そうと無理なチーム編成やシフトが目立ち始めます。
「給料の支払いが遅れる」
決定的な状況です。
予定の振り込み日になっても給料が支払われない、ボーナスカットなど社員への支払いに問題が出てきます。
Xデーはかなり迫ってきたと覚悟を決めたほうが良さそうです。
まとめ
○ 倒産前の会社の社長や管理職は、妙に忙しく不透明な動きが出てくる
○ 金策に必死な空気が漂ってくる
○ 人の入れ替えや、仕事のやり方に変化が出てくる
景気が上向きだと言われるようになったものの、業種によっては、今が踏ん張りどころと言った会社もまだまだ多いですね。
ブラックな働き方を要求してくる、管理職がバタバタしている、支払いが自転車操業だとしたら、かなりきびしい状況に追い込まれているという事でしょう。
正念場だと職場で団結するか、新しい仕事を探すか、迷うところですね。