便器の黄ばみや臭いの元は尿石だという事が多いですね。
“週に1~2回はこすっているのになぜ?”って気持ちになってきますね。
しかもまるで石のように硬く、普通の掃除の仕方では落ちないなんてことになればがっかりですし、排水の流れも悪くなってきます。
尿石がたまっている時の効果的な落とし方についてまとめていきましょう。
尿石の正体は一体になに?
尿路結石といって、尿の中のカルシウムが尿管に詰まる病気がありますが、尿に含まれるカルシウムが固まって石になり、刺激するので激痛を起こす病気です。
尿の中に溶け込んでいるカルシウムなどの不純物が便器に蓄積して固まると、黄ばみや臭いの元となる尿石になるのです。
新しい尿石は、一般的なトイレ洗剤でも掃除できますが、時間がたってこびりついているものは最悪やすりでこすり落とす事になります。
状態に応じて洗剤1やすり
尿石の落とし方をまとめていきましょう。
サンポール・百均のネオナイス
ゴミ手袋・水抜き用カップや灯油ポンプ・バケツとサンポールかネオナイスを準備します。
① 水抜き
便器内の水位を下げます。
小さな空き容器でくみ出すか、灯油ポンプをつかって水を抜きます。
② 1~2本投入
サンポールかネオナイスを投入します。
シミになっている部分にはあらかじめトイレットペーパーを便器内に貼り付けて、パックするようにすると効果を引き出せ便器を傷つけにくい落とし方です。
水たまりをサンポールかネオナイスで満たして30分以上つけ置きして流します。
塩酸濃度がどちらも同じくらいあるので、つけ置きすることで頑固な尿石にも効果があり、排水の通りも良くなります。
アルカリ系の洗剤と同時に使わない様に注意しましょう。
メラミンスポンジやヤスリ
目立つところにできたシミの最終手段は、ピンポイントにメラミンスポンジやヤスリを使った落とし方。
陶器製の便器の場合には、耐水サンドペーパーでこするのもアリです。
番手が1000~2000の目の細かいものを使いましょう。
ただし、防汚加工されているアラウーノなどは、ナノレベルで表面をなめらかにして汚れにくくしていますから、傷が心配です。
まとめ
○ 尿石をためないように週2~3日は洗剤を使ってこすり洗いしよう
○ 頑固な尿石は水位を下げてサンポールやネオナイス2本でつけ置き洗浄
○ 陶器製便器の最終手段はヤスリ。傷に注意が必要。
尿石はシミが気になるばかりか、排水の流れが悪いのも気になります。
塩酸系の洗剤でつけ置き洗いするのが傷つけにくい落とし方ですから、気になる時には、紹介した方法を試してみましょう。