ファイルをゴミ箱に移動した後、”ゴミ箱を空にする”を使ってしまったけれど失敗だった・・・なんてことがありますね?
そんなときに試して欲しい手順をまとめてみましょう。
すぐに使用をやめて復元作業
“ゴミ箱を空にする”を実行すると、そのディスク領域は上書き可になってしまいます。
復元方法を求めてネット検索を繰り返すと、それだけでキャッシュが保存される事でデータが失われる可能性が大きいのです。
”ゴミ箱を空にする”を行ってから、普通にPC作業を続けた場合でも、上書きが行われる可能性がありますから、注意が必要です。
間違って削除してしまったときには、復元したいデータのあるPCの操作をやめましょう。
検索などは他のPCやモバイルを使用してください。
復元作業の流れ
こうしたトラブルから、ファイルを復元するためには、復元ソフトが必要になります。
①リカバリ対象ドライブと別なドライブに復元ソフトをダウンロード
②ダウンロードしたファイルを展開します
③インストール・ソフトの起動
④復旧したいデータの種類を指定して検索
⑤復旧したいファイルを見つけたらダブルクリックで選択⇒復元
リカバリ対象のドライブに出来るだけアクセスしない方が復元成功率は高まります。
USBや外付けドライブに復元ソフトをダウンロードして、リカバリ対象のドライブへのアクセスを出来るだけしないで作業を進めるのがオススメです。
PCが1台しかない環境の場合、あらかじめ、USBや外付けドライブに、復元ソフトを準備しておくと良いですね。
主な復元ソフト
フリーソフトでも十分復元作業が行えます。
- Data Recovery
- Renee Undeleter
- Pandora Recovery
Data Recoveryは、国内盤のフリーソフトということで、有名なリカバリソフトです。
フリーソフトのダウンロードサイトでも、復元ソフトカテゴリでトップになっていますね。
万が一の時に慌てないように、あらかじめUSBなどにこうした復元ソフトを入れておくと慌てずにサクッと復元作業をする事が出来るので、復元成功の確率も上がりますね。
ただ、削除してしまったドライブ上に復元を指定すると上書きになって正しく表示されないこともあるので、他のドライブに復元するようにしましょう。
まとめ
- ”ゴミ箱を空にする”からの復元成功には、ドライブへのアクセスを出来るだけしない
- あらかじめフリーソフトをUSBなどにダウンロードしておく
- 復元は、元のドライブ以外にする
”ゴミ箱を空にする”操作をしてしまった後でも、フリーの復元ソフトで復活させることが可能なのです。
ただ、ネット閲覧でも上書きの危険があるので、”しまった”と思ったらPCの作業をやめて、すぐに復元ソフトを使うようにしましょう。