「口下手でも、気持ちが伝わればいいさ」
そんな慰めの言葉であきらめていませんか?
口下手を克服しないと仕事に支障が出るという場合、即効性のある話し方のコツを学ぶことが出来たらと思うでしょう。
今回は、そんな口下手を克服して仕事がこなせるようにステップアップ出来る方法をまとめて見ました。
口下手解消のチェックポイント
気後れ・考えすぎが原因?
相手のことを気にして言葉を選びすぎてしまうと、言いたいことがハッキリしなくなってしまいます。
ある程度自分の意思をハッキリ伝えなければ、相手との関係を作ることが出来ません。
好みや意思は、きちんと伝えた方がコミュニケ-ションが取りやすくなると割り切って見ましょう。
話がくどくなりがち?
話をしながら結論を探す話し方は、相手に理解されにくくなってしまいます。
相手の反応が納得出来ないと、同じ内容を繰り返し、何が言いたいのかハッキリしない話し方になってしまうのです。
先に結論を言ってから、理由を付け加えるスタイルを意識して見ると良いでしょう。
声の大きさ・表情が不足していない?
ハッキリ相手に届く声が出せていない、視線を合わせられないと、会話が続きません。
相手のリアクションが薄いと感じるのは、声の大きさや表情、視線が関係しているかもしれません。
口下手克服方法①:挨拶と笑顔を磨く
考えすぎて言葉が出てこないタイプは、 挨拶と笑顔を磨きましょう。
「おはよう」だけではなく、「今朝は寒いですね」「今日のコーヒーおいしいですね」「このボールペン良いですよね」など、当たり障りない言葉を掛けて笑顔でいると、相手からはなにかリアクションがあるはずです。
独り言に近い言葉でも、素直な気持ちを口に出すと緊張が解けて、その場になじめるようになっていきます。
何気ない会話が成立すれば、ハッキリ言いたいことを言っても好意的に受け取ってもらえる場合が多いですから、言葉に詰まることも減っていくでしょう。
相手に敵意のないことをアピールすることで、自分の気持ちもラクになり、口下手克服に役立ちます。
口下手克服方法②:結論を始めに言う
急用で、仕事の打ち合わせの予定を変更して欲しいときにA、Bどちらの方が、スッキリしていますか?
A
「あのー、すみません。先ほど山田商事の高橋さんから電話がありまして、佐藤さんが受けた商品の確認作業が必要になってしまって、これからいかなくてはいけなくなってしまったので、11時からの打ち合わせをどこか都合のつくところに変えて欲しいのですが時間は空いていますか?」
B
「遠藤主任。すみませんが、11時からの打ち合わせの変更をお願いします。急用で山田商事にいくことになりました。佐藤さんが受けた商品の確認作業を高橋さんに依頼されたので、申し訳ありませんが後でお時間ください。」
Bの方が、言いたいことが先に来ていて、スッキリしていませんか?
言いたいことをどんどん並べると冷たい印象になるのではと心配するかもしれませんが、普段のコミュニケーションがスムーズに取れていれば、そう気にすることはありません。
普段の会話でコミュニケーションが取れている相手なら、好意的に受け取る心の準備が出来ているのです。
口下手克服方法③:好き嫌いをはっきり言う
空気を読んで、好き嫌いをハッキリ言わないのは、場面によってはマイナスに働きます。
何を考えているのかわからないという印象を与えかねないからです。
会話する相手とのコミュニケーションを円滑にするには、相手の話を聴くだけでなく、自分の情報を提供する事も必要なのです。
好きな色や食べ物といった、当たり障りのない話題で、好き嫌いをはっきり言えると、心の距離を縮めやすくなります。
相手に共感してもらえる確率の高いものだと、より使いやすいですね。
相手に気をつかって言葉が出てこない人は、ハッキリ言える好きなモノを作っておくと、会話の糸口になるでしょう。
まとめ
○口下手克服には、挨拶と笑顔を磨きましょう
○結論を話の始めに持ってきましょう
○好き嫌いをハッキリ言うネタを持っておきましょう
口下手を気にする人は、成功イメージのハードルが高いため、言葉が出てこない人が多いのではないでしょうか。
コミュニケーションは相手があって成立しているものですから、予想外のリアクションが返ってくることもあります。
それが言葉だけでなく、口調や表情、視線に原因があるケースもあります。
カッコ良く流暢に話そうとか、相手に嫌われたくないといった意識が強いと、緊張して口下手がひどくなるでしょう。
口下手を克服したいなら、自然体で予想外のリアクションを楽しむくらいで、会話を楽しめば良いのです。
口下手だからと人との関わりを避けていては、経験を積むことも出来ません。
会話が上手くいかない原因に客観的に気付くことが出来れば、経験を積むことで口下手は克服されて、仕事もしやすくなるでしょう。