牛乳買って冷蔵で未開封のまま賞味期限が切れてしまった…なんてことありませんか?
未開封なら飲んでも大丈夫という話も聞きますし、ホントのところはどうなのか、調べて見ました。
牛乳の賞味期限、未開封なら余裕有り?
牛乳は、加工とパックの状態によって消費期限が変わってきます。
製造日からの目安をまとめて見ましょう。
・低温殺菌:消費期限まで5日
・通常:賞味期限まで8日
・ESL製法:賞味期限まで14日
・LL牛乳:賞味期限まで60日
農林水産省のホームページで、消費期限と賞味期限を調べて見ると…
・消費期限
長く保存が利かないお弁当や洋菓子を対象
・賞味期限
冷蔵や常温で保存できる加工食品やスナック菓子、缶詰などを対象
という事ですから、低温殺菌牛乳は牛乳の風味が生かされていますが、生もの扱いとなり、『消費期限まで5日』とされています。
そのほかの牛乳は、冷蔵庫で数日以上の保存が可能だと言うことで、『賞味期限』が表示されています。
もちろん、未開封で冷蔵庫で保存している事が前提となっています。
LL牛乳のみ、常温での保存が可能とされています。
いずれのパック方法でも、「期限を越えたら即傷んでしまう」という事はありません。
買い物をして運ぶ途中は常温にさらされることもありますし、いくらかの余裕を持って期限を設定していますから、「期限を過ぎた」=「捨てなければいけない」という訳ではないのです。
お店側が期限を過ぎた牛乳を売ることはありませんが、消費者側としては、「自己責任の上で判断して良し」ということになります。
牛乳の消費期限・賞味期限、ヤバさの判断はどうつける?
では、牛乳が傷んでいるときの特徴をまとめてみましょう。
・色が黄ばんでいる
・分離している
・ヨーグルトのようにどろっとしている
・味が酸っぱい、苦いなど変わっている
・ニオイがいつもと違う
こんな様子が見られるなら、傷んでいますから即廃棄ですね。
ここからが問題です。
『見た目は変わらないのに、賞味期限・消費期限が過ぎている』場合です。
あくまでも自己責任と言うことになりますが、2~3日であれば大丈夫なことが多いです。
心配な場合、沸かしてみて分離せず、ニオイがいつも通りなことが目安になるでしょう。
また、普段から牛乳でお腹を壊しやすいなど不安要素のある人は、他の人が大丈夫でもダメなこともありますから、ちょっとでも嫌な感じがするのならやめておいた方が良いでしょう。
消費期限・賞味期限が迫る牛乳を捨てない方法
開封前の牛乳は、冷蔵庫で保存していれば、消費期限・賞味期限から2~3日は大丈夫でしょう。
ところが開封してしまうと、期限にかかわらず3日程度で飲みきった方が良いとされています。
殺菌し、雑菌のとても少ない状態でパックされていますが、開封すると空気に触れてしまうので、保存性は悪くなります。
「期限が迫っているけれど2日後に使いたい」といった場合には、未開封のまま冷蔵庫で保存した方が良いのです。
開封してしまった場合、未開封のまま期限が来てしまったというときには、ホワイトソースやカスタードクリームなどに加工して冷凍するのがオススメです。
牛乳そのものを凍らせると、分離したり風味が落ちるので、解凍した牛乳はそのまま飲むにはイマイチです。
調理の手間がかけられないなら、お砂糖を溶かして製氷皿に流して、ミルクアイスにすると良いでしょう。
牛乳200CCあたり大さじ2~3の砂糖や練乳を溶かして冷凍しておくと、そのまま食べられます。
1週間~2週間程度は期限を延ばすことが出来ます。
アイスコーヒーの氷にして、アイスカフェオレにしても良いですね。
まとめ
○ 牛乳の消費期限・賞味期限には2~3日の余裕がある
○ 保存状態によって未開封でも状態にバラツキが出る
○ 期限を越えても安全な場合が多いけれど、自己責任で風味をチェック
○ 無駄にしないためには、冷凍保存を活用する
牛乳には、消費期限・賞味期限が書かれていますが、未開封であればそれを越えても2、3日は問題ないことが多くなっています。
牛乳は、LL牛乳を除いて、10℃以下の冷蔵保存が基本です。
けれども、すぐに冷蔵庫にいれられないこともありますし、期限に余裕を持たせて表示されています。
ですから、未開封であれば自己責任で風味をチェックして大丈夫であれば飲むという人が多いですね。
未開封のまま、期限になってしまったら、手を加えて冷凍しておくのがオススメです。
ちなみに、ネット上の口コミでは…
・期限を過ぎたら絶対飲まない
・期限を過ぎて2、3日なら普通に飲む
・期限を過ぎたら、沸かして飲む
・ニオイや味が変わっていなければのむ
などと人それぞれとなっていますが、未開封で2、3日くらい過ぎても飲むという人も結構いました。
未開封の場合は、期限までの品質は保証されていますが、開封後は傷みやすくなっていますから、期限を過信しないで自分の目と舌、鼻で確認しましょう。