食事のメニューに春らしい先付けが出てくると、季節感が出ますし、気持ちがアガリますね。
先付けとは、お料理のコースがはじまる前の一品で、西洋料理のオードブルのような感覚です。
家庭でも利用出来る、ちょっとした和え物や酢の物、煮浸しのような小鉢の一品のレシピを知っていると良いですね。
山菜、筍、そら豆、桜エビ、アサリなどの食材が出回ると、春だなという感じがしますね。
春を感じさせる食材を使ったオススメ先付けレシピをまとめて見ました。
ウドの酢味噌和え
<材料>
ウド 3本
酢味噌 適宜
木の芽 適宜
<作り方>
ウドは洗って、茎や葉を切り落とし、ゆでやすい長さに切る。
8分くらいゆでてざるにあけ、皮をむいて斜めにスライスします。
酢味噌であえてなじませます。
木の芽を手のひらでたたいて香りを立たせて載せます。
<酢味噌を手作りする場合のレシピ>
白味噌 大さじ2
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ1
酢 大さじ1
そら豆のお豆腐
<材料>
A
そら豆 100g
絹ごし豆腐 200g
B
粉ゼラチン 10g
C
顆粒だし 小さじ1
醤油 小さじ1
日本酒 小さじ1
砂糖 大さじ1
水 100cc
D
カニの身、金粉
<作り方>
そら豆は塩ゆでして薄皮を取り除いておきます。
ゼラチンを50cc程度の水に振り入れてふやかしておきます。
C以下の材料を鍋に入れて煮立て、ふやかしたゼラチンを加えて溶かします。
これを、材料Aと一緒にミキサーにかけてなめらかにします。
好みの型に流し入れて冷やし固めます。
おもてなし用には、カニの身や金粉をあしらうとグレードアップします。
筍の木の芽和え
<材料>
A
ゆで筍 200g
B
だし汁 100cc
薄口醤油 小さじ1
みりん 小さじ1
C
木の芽 10枚ほど
白味噌 50g
砂糖 大さじ1
日本酒 大さじ1
みりん 小さじ1
<作り方>
ゆで筍を一口大に切り、Bで煮5分~10分煮ます。
煮汁につけたまま冷ますことで、下味がしみます。
Cの木の芽以外の材料を混ぜ合わせ、電子レンジで様子を見ながら30秒かける。
練り合わせてさらに30秒かけます。
お砂糖が溶けて、混ぜると全体に艶が出てくる感じになればOKです。
冷めたら、すり鉢ですった木の芽を混ぜます。
冷まして汁気を切った筍を、木の芽味噌と合わせて仕上げます。
盛り付けたら、木の芽をあしらいましょう。
木の芽とは、山椒(さんしょう)の芽です。
蒲焼きにも活躍する、独特の辛みと風味のあるスパイスですが、この山椒の若芽を使った料理が春を感じさせますね。
<生筍をゆでる時>
筍 2~3本
ぬか 2カップ
唐辛子 2本
ぬかは、乾煎り(油をひかないで炒め、煎りつける)してから使うと風味が良い。
筍は、数枚残して硬い皮をむき、縦に切れ込みを入れ、穂先の食べられないところを斜めに切り落としておきます。
包丁を入れることで火の通りを良くし、皮をむきやすくなります。
ぬか、唐辛子、かぶる位の水とともに火にかけて、30分程度ゆでます。
ゆで汁につけたまま自然に冷まし、皮をむきます。
これで下ごしらえ段階の、ゆで筍の完成です。
アサリと菜の花のごま和え
<材料>
A
アサリ 10個くらい
日本酒 大さじ1
B
菜の花 1パック
塩ひとつまみを入れたお湯でゆでる
C
すりごま 大さじ4~5
醤油 大さじ3
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
アサリの汁 大さじ1
<作り方>
アサリは砂出しし、日本酒を振りふんわりとラップをして2分程度加熱します。
口が開いて酒蒸し状態になるように様子を見ながら加熱して行きます。
そのまま冷まし、身を外しておきます。
菜の花はざく切りにして、塩を小さじ1/2を入れたお湯でゆでざるに上げ、冷めたら軽く絞ります。
Cの調味料を混ぜ合わせたところに、下準備済みのアサリと菜の花を入れてあえてできあがりです。
アスパラの明太ソース
<材料>
A
グリーンアスパラ 1束
B
明太子 1/2腹
ゆず胡椒 適宜
マヨネーズ 大さじ2
C
海苔 適宜
<作り方>
アスパラは、切り口を落とし、根元から3㎝ほどをピーラーでむいて食べやすい長さにカットします。
お湯を沸かし、塩小さじ1/2を入れて1分程度ゆで、ざるに上げます。
明太子はスプーンで中身をかき取ります。
Bの材料を混ぜ合わせ明太ソースを作ります。
アスパラを器に盛り付け、明太ソースをかけ海苔を散らします。
まとめ
春の先付レシピはいかがだったでしょうか?
ふきのとう、ふき、たらの芽、わかめ、春野菜、桜エビ、しらす、鯛などおいしいものが出回り始める春だからこそ味わえる先付を楽しみたいですね。
旬の食材には、その季節にたっぷり取りたい栄養素が豊富に含まれていますから、積極的に食事に取り入れていきたいですね。
季節感のある食卓をキープするのは簡単なことではありませんが、春の食材を取り入れた先付を作ってみると、夫婦の会話も弾むかもしれません。
小鉢に盛り付ける先付けは、器の春らしさを演出する楽しみもありますね。
淡い色合いや、桜のモチーフが取り入れられているものを選ぶと、気持ちが春めいてきそうです。
春、何かと新しいスタートを意識する季節ですから、体に優しい旬の先付けレシピを取り入れていきたいですね。