巷で流行っているスポーツタイプ・レース用の自転車「ロードレーサー」。
その乗り手の人はよくピチピチのサイクルジャージと呼ばれる服を着ていますが、そこから覗く足を見るとつるつるな方がよくいらっしゃいます。
いったいなぜつるつるなのか?そういった自転車に乗る人はもともと毛が少ないのか?そこにはこんな理由がありました。
空気抵抗のために毛を剃る
少しでも早く!スピードを出したいと思うのは実はロードレーサーの乗りの性でもあります。
そのためマシンを極限まで軽量化したり、自分の体重を落としたりして努力をします。
それらの努力は空気抵抗といった面でも当てはまり、レーシングパンツと言われる自転車用のパンツをピッチリに履いて空気抵抗を減らして、そこから覗く足の毛まで剃ってしまうのです。
実際微々たるものですが、少なからず空気抵抗は減ります。
怪我の処置や衛生面を考慮して毛を剃る
レーシングパンツを履くと足のライン等はくっきりと出て、ダボダボな長ズボンよりもペダルを漕ぐのに抵抗が少なくなります。
しかしながら足がむき出しの状態に近くなるので、自転車からこけたり、落車してしまった時にほとんど衣類から皮膚が守られず、怪我が酷くなったりします。
そこで怪我の処置をするのに、足の毛が多いと処置がしずらい、毛から痛みを伴う、衛生的に悪いといったことが起きるので、それらを踏まえて合理的に考えると足の毛は剃るといった結論に至るのです。
結果的にそるのは気持ちの問題?
前述の理由により、足の毛を剃ることに対して、モチベーションを上げたり、気合いを入れるといった、気持ちや精神的な問題で剃るといった理由もあります。
ロードレーサー乗りにとって毛を剃ることは儀式的な意味合いやルーティーン的な意味合いも実はかね合わされているのです。