一見すると汚れているようには見えない洗濯機ですが、その内側の洗濯槽にはかなりの汚れが付着しています。
放置しておくと黒カビなどが繁殖し、さらにそれをそのままにしていると、黒カビなどがはがれてきて、洗濯物にこびりつてしまったり、とせっかくの洗濯物が台無しになってしまうかもしれません。
家庭ではなかなか掃除しにくい洗濯槽。
でも大丈夫です!実は、重曹とクエン酸を使えば、家庭でもしっかりと洗濯槽がきれいに掃除できるのです。
重曹とクエン酸を使った洗濯槽の効果的な掃除方法をご紹介します。
重曹を使った洗濯槽の効果的な掃除方法
重曹は弱アルカリ性で油汚れや手垢の汚れに効果的で、消臭作用もあります。
準備するものは、重曹1カップと洗濯槽を満タンにできる水かぬるま湯です。
手順①洗濯槽に最大水位まで水かぬるま湯を入れます。
手順②カップ1杯の重曹を入れて5分程度、なるべくなら、「毛布・布団コース」など、洗濯槽を動かしやすいモードを選んで洗濯機を回し、終わったらそのまま一晩放置します。
手順③翌日、再び5分程度洗濯機を回し、終わったら排水します。
手順④その後、再び最高水位まで水を入れ、2回ほどすすいだら終了です。
重曹によって洗濯槽についた黒カビを浮かして除去する掃除方法です。
クエン酸を使った洗濯槽の効果的な掃除方法
クエン酸は弱酸性で水垢、石けん垢などに効果的で、水回りやシンクの汚れなどでよく使われて、アンモニア臭の軽減作用や除菌といった効果もあります。
準備するものは、クエン酸1カップと酸素系の漂白剤です。
手順①洗濯槽に最大水位まで水かぬるま湯を入れて漂白剤を入れ数分間動かします。
手順②洗濯機の槽洗浄コースを選び、クエン酸1カップを入れます。
手順③3分ほど洗濯機を回して、終わったら一晩放置します。
手順④翌日、一通り洗濯機を回せばこれで終了です。
クエン酸の持つ、石けんを溶かす特徴を用いた掃除方法です。
クエン酸を使用する場合は、先に漂白剤から入れないと、クエン酸と石けんかすが結合して別の汚れを生み出してしまうことがあるため、投入順序には注意しましょう。
重曹とクエン酸を使った洗濯槽の効果的な掃除方法のポイント
重曹やクエン酸を洗濯槽の掃除に使うときは、日頃からのこまめな掃除が前提となります。
その理由は、重曹やクエン酸は市販されている洗濯槽専用の洗剤よりも洗浄力が弱いためです。
刺激が弱い分、家庭でも使いやすいのですが、効果的な洗浄を期待するのなら日頃からの手入れが必要なのです。
まとめ
洗濯槽を掃除するには、重曹とクエン酸を正しい手順で使うこと、洗濯槽の日頃の手入れが効果的でしょう。