妊娠中の口臭4つの原因と家庭で簡単にできる対策


妊娠してから虫歯や口臭に悩む妊婦さんは多いようです。

歯科に行くよりも産婦人科を優先していて、出産後には状態が悪化しているということもあります。

生まれてからもしばらくは育児に追われる期間があり、治療が先延ばしになりがちです。

少しでも口臭が気になってきたら、原因を理解し、家庭でも簡単にできる対策をしておきましょう。

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口臭の原因

妊娠中の口臭には主に4つの原因があります。

原因1.ホルモンバランスの変化

ホルモンバランスの変化で唾液があまり出なくなり、口内が乾燥することで細菌が繁殖しやすくなります。

唾液は口の中の汚れを洗い流してくれる洗浄作用や、酸性に乾いた口の中を中和する働き、抗菌してくれる役割があります。

また、ホルモンバランスが変化することで、口内では特定の細菌が繁殖しやすくなります。

原因2.食生活がかわる

妊娠によって好みが変わり、甘いものが食べたくなったり、酸っぱいものが食べたいという方もいます。

食生活が変わると口内環境も変わっていきます。

さらに、規則正しい食生活というよりは何回にも分けて食べたり、吐いたりしていると口の中が不衛生になりがちです。

原因3.歯磨きがつらくなる

食生活が変わって口内環境があまりよくないのに、歯磨きをしようとすると気持ちが悪くなることがでてきます。

虫歯や口臭の原因となる歯垢は、食事の24時間後くらいにはできてしまいます。

しっかり歯磨きをしたいのにできないため、歯垢が溜まり口内環境がますます悪くなってしまいます。

原因4.唾液が酸性になる

妊娠中は通常ならアルカリ性である唾液が酸性へと変化し、歯を溶かしてしまいます。

この4つの原因やストレスなどで虫歯になりやすい状態の妊婦さんは、口臭がひどくなりがちです。

口臭の対策

妊娠中の口臭対策は基本的に通常と同じく口内環境を整えることですが、体調や身体の変化で特に気をつける部分やコツがあります。

一つは唾液腺をマッサージしたり、食べ物を良く噛んでたべるようにすると口の乾燥対策になります。

咀嚼の回数が増えると唾液が分泌しやすくなるため、ガムを噛むのも効果的です。

また、歯磨き粉を香りや味が薄いものに変えることで歯磨きがしやすくなる、歯磨き対策もあります。

毎日同じ時間に歯磨きをするのではなく、体調の様子が良いときに済ませましょう。

妊娠中の口臭対策にはマウスウオッシュも有効です。

口の中の乾燥を緩和し、歯磨きしにくいモヤモヤとした口内をスッキリさせてくれます。

まとめ

口臭が酷いと自分も、身近にいる人もお互いに気になって嫌な気持ちになってしまいます。

一度虫歯になってしまうと更に歯垢が溜まりやすくなり、負のループにおちいるので身動きができるうちに対策をすることが大切です。

妊娠中でも歯医者さんにいくことはできますが、基本的には安定期をすぎて、妊娠後期になる前に行くようにしましょう。

お腹が目立たない時期に行くと、見た目だけではわかりにくいので事前に伝えるようにします。

不安なときには産婦人科で歯科の受診を併用しても大丈夫か確認するのがオススメです。

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