左わき腹の痛みの原因と子供が痛がったときの治し方


幼い子供は自分の体調を正確に伝えることが難しく、保護者が子供の言葉から痛みの原因や病状を把握するのが難しいものです。

特に腹痛は病気によっては治療が遅くなると悪化し、命にかかわるものまであるので保護者がある程度知識を持っていることも大切です。

子供が訴える腹痛にはいくつも種類がありますので、代表的な原因をまとめました。

また、左脇腹の痛みを訴えたときには家庭でも対処できる場合があるので、原因と治し方をご紹介します。

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子供に多い腹痛の原因

子供の腹痛で多い病気の一つ「ウイルス性胃腸炎」はノロウイルスやロタウイルスなど冬に流行する病気です。

嘔吐、下痢、発熱が確認できたら医者にいくのはもちろんのこと、水分補給をこまめにおこなって脱水症状になるのを防ぎましょう。

また、盲腸の先端にある虫垂に異物が入り炎症を起こしている状態である「盲腸炎」も子供のうちにかかりやすい病気です。

上腹部やおへそ周辺が痛くなり、だんだん右下腹部へ痛みがおりてくるのが特徴です。

治し方は手術で切除する方法が一般的で、発見や治療が遅くなると重症化して腹膜炎を併発し、命にかかわります。

食欲不振、嘔吐、吐き気、微熱が確認できたら早めに病院へ行きましょう。

赤ちゃんに多い病気は、腸の一部が自分の腸へ入り込んでしまう「腸重積」などがあります。

24時間以内ならほとんどは高圧浣腸でよくなりますが、重症化している場合は手術が必要です。

やはり重症化すると命の危険にさらされてしまいますが、赤ちゃんは言葉で痛みを伝えることができません。

激しい腹痛で泣き止まない、おなかにしこりがある、嘔吐、血便を確認した場合には早急に病院へ連れていきましょう。

病気ではありませんが、子供は心理的な要因でもおなかが痛くなる場合があります。

特に幼児期は保護者と一緒に過ごす生活から保育園や幼稚園など、保護者がいない場所へ行くことが多くなりストレスが溜まります。

子供だからストレスがないと思っては間違いで、親のいない不安感や、我慢などで腹痛を起こします。

母親や父親が褒めてあげること、気持ちを理解してあげることが一番の薬になります。

子供の左脇腹の痛みに有効な治し方

子供の腹痛で一番多いのは便秘です。

便秘かどうか確認するときは、おなかをさすって左したに塊があるかどうかでもわかります。

酷いときには便秘でも激しい痛みがありますので、かかりつけ医に相談しましょう。

便秘は慢性化してしまうこともあるので、早起きや規則正しい食事時間など生活習慣の改善をはかったり食物繊維が豊富な食事を心がけることで予防ができます。

市販の便秘薬を使うのは間違った治し方です。

便秘薬で無理やり排泄を促すとトイレ嫌いになってしまい、余計に我慢をしてしまう悪循環に陥る場合があります。

また、左脇腹の痛みは筋肉の疲労であったり体のバランスの傾きが原因になっている場合があります。

体のバランスが崩れているときには、日常生活の姿勢を改善する治し方が有効です。

左へ傾く傾向があると左脇腹の痛みが出てくるので座る姿勢を治したり、横たわって漫画やテレビを見る癖を改善していきましょう。

椅子に座るときに脚を組んで座るのが癖になっている場合も左脇腹の痛みにつながります。

姿勢の改善で治らないときには尿路結石や急性すい炎など疾患の疑いもあります。

左脇腹の痛みは病院へ行くまでもなく治る場合もありますが、激しい痛みや長期的な痛み、異常を感じたら病院へ行くようにしましょう。

まとめ

子供がお腹痛いと言ったときには、どれくらい痛いのか確認して、我慢できないような痛みならすぐ病院へ。

我慢できるとき、熱はないか、風邪ひいてないか、便がちゃんとでているか、下痢してないか、血便じゃないか、心理的なものではないか確認しましょう。

子供の病気は大きな病気の可能性もあるので、何事もなければそれはそれでいいと思って、まず医者に連れて行ってみることも大切です。

便秘や体のバランスが原因の場合は、本人だけではうまくできないこともあるので保護者が手助けをしてあげるようにしましょう。

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