大根あめは大根をはちみつに漬け込んだもので、江戸時代から飲まれていたと言われています。
喉の痛みや咳がつらい時に飲まれ、薬のない時代にはとても重宝されました。
現在でも手軽な民間療法として人気のある大根あめについて、効果や作り方、日持ちする日数を調べてみました。
大根あめの日持ち日数
大根あめは大根を食べやすい大きさにカットしてはちみつに漬けたものです。
はちみつは糖度が高いので、長く日持ちするように思われるかもしれませんが、その日持ち日数は以外と短く、2~3日しか持ちません。
ですので、その間に食べきれる量を作るようにし、必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。
大根あめの効果
大根あめの材料は大根とはちみつです。
はちみつには殺菌作用があり、のど飴にもよく使われます。
咳を止め、痰を切りやすくする効果があり、保湿効果も高いので、喉の粘膜を保護し、痛みや炎症を抑えてくれます。
一方大根にはビタミンCが多く含まれ、大根の辛味成分にも、炎症を抑え菌を殺す作用があります。
ビタミンCは熱に弱い成分ですが、生で食べる大根あめなら安心です。
特に、風邪のひき始めや、咳がつらい時にはぴったりです。
どちらも大体は家庭にあるものですので、思い立ったらすぐ作れ、1~2時間で食べられるようになるところも便利です。
また、薬が制限される妊婦さんにもおすすめです。
大根あめの作り方
大根あめの作り方はとても簡単です。
・大根の皮をむき1センチほどの角切りか、4~5ミリのいちょう切りにする。
・ガラスの瓶やタッパーなどの容器に入れ、はちみつを加える。
・冷蔵庫で1~2時間くらいおく。
これで出来上がりです。
大根のエキスがはちみつに溶け出しやすくなるように、大根はやや小さめに切るといいでしょう。
大根から水分があがってくるので、はちみつは大根がかぶるほど入れなくても大丈夫です。
アレンジとしてゆずやレモンを加えても風味が良くなりますね。
また、すりおろした生姜を加えても体が温まって美味しいです。
大根あめは、できたはちみつをそのまま舐めたり、お好みの濃さになるようお湯で割って飲みますが、大根は煮物に使ったり、他の調味料を加えて浅漬け風にして食べることもできます。
もちろんそのままボリボリ飛べてもOKです。
あまり日持ちのしない大根あめは、食べたい時や必要な時に少しずつ作るようにしましょう。
材料も手に入りやすく作り方も簡単ですので是非作ってみてください。