普通に喋っているつもりでも、言葉の聞き取りにくさを指摘されることがあります。
お酒を飲んで酔っ払っているわけでもないのに、上手くしゃべることが出来なくなる。
滑舌が悪い、ろれつが回らない、どもる。
単に舌の動きが悪いのか、それとも脳に何らかの障害があるのでしょうか?
滑舌が悪くなる原因は何なのかを調べてみました。
滑舌が悪い原因は脳にあるの?
滑舌が悪くなる原因は様々あるようです。
単に舌の長さが他の人と違うだけでも、滑舌は違ってきます。
「舌小帯短縮症:ぜつしょうたいたんしゅくしょう」は先天性のもので、舌の裏側の筋が短いことを言います。
可動域が狭くなる病気の一種で、必要ならば手術することが可能です。
授乳期の乳幼児がうまく授乳できているのであれば、問題視する必要はないでしょう。
他に考えられる原因は、「構音障害」といわれるものです。
「構音障害」とは言葉を発するのに必要な人の肺から上の器官に異常がみられることを指します。
「構音障害」には様々な種類があり、単に滑舌が悪いだけの診断ではありません。
専門医療のリハビリ治療が必要となってきます。
急性な症状として「ろれつが回らなくなる」ことは、脳の異常が原因と考えられます。
「脳梗塞」が発症すると、今まで普通に喋っていた人が何を言っているのか判断できない状態になります。
「脳梗塞」の前兆として挙げられる症状に、「言語障害」があります。
ひどい頭痛が続く、手足が片方だけしびれる、ろれつが回らなくなるなどの前兆症状があるなら「脳梗塞」を疑うべきかもしれません。
症状がみられるときは、早めに医療機関を受診しましょう。
滑舌をよくする方法はある?
脳の異常で滑舌が悪くなってしまった場合、原因となる病気の改善を第一に考えます。
脳梗塞を起こして半身不随・全身まひになってしまうと、障害を起こした脳の位置によって滑舌が悪くなります。
言語機能のある左の方の脳に重い障害が残ってしまうと、脳が損傷してしまうため言語障害が起こります。
この場合主な治療方法はリハビリになります。
口を動かすことが困難になるため、かなりのスパンでリハビリに取り組む必要があります。
脳の異常以外で滑舌が悪い場合でも、リハビリを行うことでかなり改善されます。
顎の動きや舌の使い方など、顔全体の筋肉の衰えを治すことで滑舌が良くなるというわけです。
まとめ
人より舌が短いのが気になる。
滑舌が悪いと指摘されるなど、人と比べてしまうことがあります。
ストレスからでも滑舌は悪くなることがあるらしいです。
どこに原因がわからない場合は、専門の医療機関を受診して不安を解消しましょう。