白髪が気になり始めると、誰もがしてしまうのが「見つけたら抜く」という行為です。
白髪が出始めの数本ならば、と思ってついつい抜いてしまいたくなりますが、毛根の為には止めた方がいいようです。
髪を抜くとき、少なからず痛みを感じるはずです。
それは、正常な状態からむりやり髪を引き抜くことによって毛根がダメージを受けている証拠なのです。
一度白くなった髪は、抜いてもう一度生えたとしてもやはり白髪のままです。
白髪が生えていた毛穴から、黒い髪が生えてくることはありません。
同じ毛穴から何度も生えて来る白髪を何度も抜いていると、何度もダメージを受けることになり、やがてそこから髪は生えなくなる危険性があります。
ダメージは白髪を抜いた毛穴の周囲の頭皮や毛穴にも広がり、広範囲の薄毛の原因にもなるのです。
また、無理に抜いた毛穴から雑菌が入り、腫れや痒みなどの原因になることもあります。
それはやはり頭皮にコンディションを低下させることにつながり、健康な髪を育む妨げになってしまいます。
どうしても、一本目立つ白髪があって、いますぐ抜いてしまいたいと思ったときは、その毛だけを根元近くから切るのがお勧めです。それならば毛根を痛める事はありません。
白髪であっても生えてさえいれば染める事もができます。
しかし、ダメージを繰り返して生えなくなってしまうと、染める事も出来ません。
一度白髪を見つけたとしたら将来はもっと増える事は確実です。その時に薄毛で悩むリスクを減らせるよう初期からしっかりと対処しましょう。