ネジが錆で回らない時、なんとかならないものでしょうか?
バイクや車のメンテナンスをするプロはどのように対処しているのか気になります。
中古車では、頭のつぶれたネジや、錆だらけで回らないネジがあるはずですし、何か必殺技をもっていそうですよね。
「ネジが錆で回らない時の困った!」を解消する方法をご紹介しましょう。
錆付いて回らないネジの対処法1
①硬質ワイヤーブラシでこする。
②サンポールを水で倍に薄めてティッシュに浸してねじ山を包みます。
③1日おいて、硬質ワイヤーブラシでこすり、ねじ山をハッキリさせます。
④CRC5-56をしみこませて、ドライバーで回して行きます。
⑤普通のドライバーで回りにくいときには、ショックドライバーがオススメです。
*CRC5-56とは?
スプレータイプの潤滑油。
ネジ山さえしっかりしていれば、ドライバーで回せることも多いです。
*ショックドライバーとは?
ドライバーをねじ山に当てて、おしりをハンマーでたたくと回る仕組みのドライバー。
錆付いたネジを回すには、回す力以上に押し込む力が必要なので、ショックハンマーを使うとかなり解決出来ます。
*サンポールはトイレの汚れを酸で落とすおなじみの洗剤です。
錆落としに使えますが、酸化を止めるためにアルカリ液で仕上げておくとその後の傷みを防ぐ事が出来ます。
錆付いて回らないネジの対処法2
錆を落としてみたら・・・
「ネジ山そのものが削れてなくなっていた」
「特殊なレンチで回すタイプのネジだった」
こんな場合はどうしましょう?
どんなネジでもつかんで回せる『ネジザウルス』というペンチを使うと回せます。
硬質ワイヤ-ブラシでみがいて、CRC5-56をさして時間をおくところまでは対処法1と同じです。
その後、『ネジザウルス』を使ってネジの頭をしっかり挟み込んで回します。
しっかり力をかけたいときには、持ち手のところに長いドライバーを噛ませてしっかり押さえ、テコの力を使って回すとよいでしょう。
どうしても外したいネジはもちろん、瓶詰めの蓋を開けたり、スプレー缶の穴開けやペンチとして使うことが出来るすぐれモノです。
まとめ
○錆落としをしてネジ山をキレイにし、土台部分との固着をゆるめる
○手強い時にはショックドライバーやネジザウルスなどの道具を使う
自転車や、学習机の解体、ベランダや庭柵に取り付けた金具など、錆付いて回らない時には、参考にしてくださいね。
ダメだとあきらめていたネジが回せることで、修理再生が出来そうですね。