「なんだかいつも時間が足りない・・・」
そう感じている人は、『パーキンソンの法則』に妙に納得してしまうのではないでしょうか。
時間管理術のコツに役立つ『パーキンソンの法則』についてご紹介しましょう。
『パーキンソンの法則』とは?
イギリスの歴史学者、シリル・ノースコート・パーキンソンはその著書の中で、2つの法則を提唱しました。
① 「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
② 「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」
確かに人の行動の真実を突いていますね。
余裕を持って締め切りを設定しているハズが、時間を使い切ってぎりぎりに仕上がるというのは良くある事です。
締め切りが金曜の仕事があったとして、週の前半のスキマ時間を使ってすすめると金曜のタスクを減らす事が出来ます。
ところが、頭ではわかっていても、きっちり金曜の就業時間終了までかかってしまうのです。
とくに怠けた自覚がなくても、不思議とそういう行動を取ってしまうのですから、『パーキンソンの法則』恐るべしと言うところなのです。
時間管理を出来る人、出来ない人の違い
仕事量を見積もるときに余裕を持っていると、時間を余らせるのは難しいという事なのでしょうか?
趣味や遊びの時間を確保したいなら、タイトなスケジュールを組んで時間内に完結させていくべきだと言うことなのでしょうか。
時間管理の上手い人は、見積もり上手です。
自分の作業時間を区切って、どういう仕事に何分かかるかという時間を知っていて、無駄のないスケジュールを組むことが出来ているのです。
家事の達人である『少しの手間できれいに暮らす』の著者デニース・スコフィールドは、料理、食器洗い、掃除、生活用品の整理などひとつひとつの作業に自分が何分必要とするかを知っています。
料理についても、下ごしらえ、加熱、テーブルセッティングと細かくわけて時間管理できているので、他の作業と同時進行で振り分けた時間内ですべを消化して行きます。
まさに”時間は作るもの”と言えますね。
まとめ
○ パーキンソンの法則を知って時間管理が出来れば、仕事の効率がアップする
○ 仕事内容とかかる時間を正確に見積もり出来ると、時間管理の達人になれる
片付けでも、仕切りをつけて、空間ごとに管理することで格段に整理しやすくなります。
使い道がなんとなく決まっていない引き出しは雑然として行き、不要なものも一緒に片付けられていきます。
パーキンソンの法則を知って時間の使い方を見直すと、時間管理も正確に見積もって区切りを意識する事がコツだなと感じますね。