コーヒーかすが雑草にも効くってホント?発芽抑止成分の謎

コーヒー かす 雑草
コーヒーかすのは、生ゴミに振りかけたり、灰皿に入れたりして、消臭に使うなどの二次利用の方法を良く聞きます。

「肥料を作るときにまぜ混むといい」
「雑草防止になる」

コレって植物に良いのか、成長を妨げるのかどっちがホントって思ってしまいます。

そこで、コーヒーかすの雑草防止の働きについてまとめて見ました。

・コーヒーかすの発芽抑止成分の謎
・コーヒーかすを雑草防止に利用する方法
・まとめ

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コーヒーかすの発芽抑止成分の謎

コーヒーかすには、発芽抑止成分が入っているというのは本当です。
コーヒーメーカーのUCCと近畿大学農学部が行った実験があります。

雑草をすべて刈り取って、1㎡の区画にコーヒーかすをまかない場合と、4㎏まいた場合、16㎏をまいた場合を比較した実験です。

171日目の様子を比べてみると、4㎏まいた場合は雑草の生え具合が8割程度、16㎏まいた場合には2割程度にまで抑えられました。

カフェインやポリフェノールの効果によって雑草が生えにくくなったということが証明されましたね。

さらに、この実験では肥料としての効果も確かめています。

実験結果は、コーヒーかすは肥料として効果を発揮するけれども、堆肥などと混ぜ合わせて熟成を行った後が、最も効果的というものでした。

コーヒーかすに含まれるカフェインやポリフェノールが分解されて、多孔性の土壌改良剤としての働きが引き出されたときに肥料としての働きが発揮されると言うことですね。

コーヒー かす 雑草 (2)_R

コーヒーかすを雑草防止に利用する方法

コーヒーかすを雑草防止に利用するには、カフェインやポリフェノールが発酵によって分解されて以内状態で使うのがポイントです。

UCCと近畿大学農学部の共同研究では、1㎡あたりに4㎏~16㎏まいて効果が認められたと言うことですが、効果は半年ほどだといいます。

雑草をへらすには、コーヒーかすを生ゴミにせずにでるたびに庭先や駐車スペースなどにまく必要があります。

コーヒーかすを家庭菜園で利用するときには、時間の経っていないコーヒーかすは植物の生長を抑制し、発酵して分解すると肥料として働くという性質を知っておくと良いですね。

まとめ

○できたてのコーヒーかすは、雑草の成長を抑える効果がある
○1㎡あたり4㎏でも、コーヒーかすをまかない場合と比べて2割ほど減らすことが出来る
○半年ほどで抑制効果は失われるので、継続的にまいた方が効果的

雑草を減らしたい場合には、コーヒーかすがでるたびにまくのがポイントになります。

より効果を上げたいなら1㎡あたり16㎏程度しっかりまくと、5分の1に雑草の量を減らす事ができ、そのまま土に返りますから、飲食店やコーヒー店でもらい受けて活用しても良いかもしれませんね。

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