会議が無駄だと感じている人は多く、あるアンケートでは、『約半数の人が5割の会議が無駄だと感じている』という衝撃の結果に!
しかもそのコストを試算してみると、収益をドブに捨てるようなすさまじさなのです。
会議にはどれくらいのコストがかかっているか?
会議で議論が活発に行われなかったり、結論が先延ばしになると、「今日もまた不毛な会議だったな…」なんて思ってしまいますね。
ところが、会議にかかるコストを考えてみると、不毛な会議で給料をもらうなんて、給料泥棒だという言い方も出来てしまうのです。
たとえば参加者の人件費を、年収720万円として計算すると、月20日稼働として、1時間あたりの報酬は3000円を超えてきます。
・1ヶ月あたり:720÷12=60万円
・1日あたり:60÷20=3万円
・8時間勤務で1時間あたり:3750円
・10人集まって2時間会議したら人件費は、(3750円×10人)×2時間=75000円
利益率20%の会社であれば、75000÷20%=375000円の売り上げに見合うだけのコストということになります。
ぼんやりやり過ごしている場合ではないですね。
会議の無駄をなくすアイディアとは?
ドキュメントで共有したり、チャットや映像配信での会議というアイディアもありますが、細かいニュアンスが伝わりにくい、参加者の意見交流でインスピレーションを得るには対面した方が良いといった、会議のメリットも捨てがたいものです。
そのためには…
・参加者が問題意識を持って参加すること
・建設的な意見を受け入れる雰囲気作り
が重要になってきます。
会議の目的が共通理解されている事と、その目的解決に参加者が意義を感じて参加している事が大切なのです。
レジュメや資料を大量に準備しても、目的や方向性が見えない会議は不毛の会議になりがちです。
傍観者を出さないようにしなければ、他人事で時間を過ごす人がでてしまいます。
せっかく顔を合わせての会議なのですから、直接意見を交換し合って有意義な結論を生み出したいですね。
まとめ
○10人で2時間の会議に75000円ものコストがかかっている
○会議の目的が共通理解され、主体的に参加する会議であって欲しい
375000円もの売り上げに匹敵する時間を無駄に過ごしているとしたら、すさまじい損失です。
問題意識を共有する、それぞれの意見を臆せず言う、議題に対して具体的に掘り下げていくといった会議に出来ると良いですね。
ひとりひとりが事業を動かしていくのだという意気込みのある企業こそ発展が見込めるのでしょう。