スポーツ選手や実業家も、瞑想する事で集中力をアップし、ベストパフォーマンスが出せるように工夫していると言います。
MRIを使って脳を観察した研究者によって、瞑想の科学的な効果が証明されていますから、日常に取り入れてみたいですね。
どれくらいの期間で変化がでるのか?
8週間の瞑想で変化が起こることが、マサチューセッツ総合病院のサラホイットニーラザー博士の論文によって裏付けされています。
瞑想によって、集中力が向上して仕事の効率が上がったり、ストレスを軽減したり、慢性的な痛みがラクになったという話を聞いたことはありませんか?
ほんの数分の瞑想でも、気分のリフレッシュに役立つと感じて、仕事の合間に取り入れている方もいると思いますが、科学的にも証明されているのです。
脳の情報処理をストップさせる瞑想を行う習慣は、8週間続ける事で灰白質を増やす変化が見られ、気持ちが前向きになり、情緒が安定するという結果が出ました。
瞑想の効果とは?
・集中力が高まる
・不安が和らぐ
・記憶力の向上
・ストレスの軽減
・創造性が高まる
・灰白質を増やす
・思いやりの気持ちが育つ
恐怖や動揺を強くする内側前頭前皮質の結びつきを緩めることで、不安をやわらげて冷静な判断が出来るようになることも研究者によって指摘されています。
瞑想には、呼吸などに意識を集中させて行う「フォーカスアテンション」と、何も考えずに時の移ろいに身を任せる「オープンモニタリング」などがありますが、創造性のアップには、「オープンモニタリング」が有効です。
やり方について
ココでは呼吸に意識をむける「フォーカスアテンション」を紹介します。
① 静かな場所で楽な姿勢を取る(あぐらなど)
② 目を閉じ丹田(おへその少し下)を意識して腹式呼吸をする
③ 何も考えず呼吸だけに集中する
何も考えないということが意外とむずかしく感じるかもしれません。
「退屈だなあ」「お腹すいたな」「さっきのクレーマー腹立つ!」など、思い出そうとしてもいないのに、いろんな思いが浮かんできます。
そうしたことを第三者的に冷静に観察しつつ、呼吸に集中して行きます。
まとめ
○瞑想による脳の変化が現れるには8週間程度かかる
○瞑想の習慣は、精神的な健康を保つのに役立つ
○瞑想の習慣は、記憶や創造性などパフォーマンス向上に役立つ
科学的に脳の変化が認められるには、8週間かかると言いますが、これほどのメリットがあるなら、試して見たいですね。