2014年年末、12月30日にJR名古屋駅に隣接する名鉄百貨店の屋上から炎と煙が上がり、たくさんのツイートと共に画像がアップされ、一時騒然となりました。
年末の混雑時の火災ということでしたが、屋上での火災だったため、人的被害は最小限に抑えられたことが救いでした。
名鉄百貨店火事の原因は?
名鉄百貨店の火事は、2014年12月30日、屋上フードコート開店準備中の10時半頃に出火し、消防などが駆けつけ、30分程度で鎮火しました。
年末の百貨店は、大変な混雑ですが重傷者や死者を出すことなく終息出来たのはラッキーであり、非難誘導・消火活動が適切に迅速に行われたということですね。
一時現場は騒然となり、混乱も見られて当たり前の状況でしたが、火災現場が野外の屋上だったため、見た目の煙のすさまじさの割に非難、消火活動ともにスムーズでした。
建物内で発生した場合では、もっと深刻な被害が出てもおかしくない煙と炎でした。
火元は、ビアガーデン施設内の物置で、警察や消防による検証が行われました。
当時、”『がんがん亭』から出火か?”という情報も出ていました。
豪快に牡蛎を目の前で蒸し焼きにして食べさせる看板料理の『がんがん焼き』という名前と、イメージのため、出火元として拡散してしま。
報道でも、フードコートが火元の可能性があるニュアンスはありましたが、「関係部署が詳しく調べています」という表現だったことを考えると、ちょっと気の毒です。
お店が翌日31日から通常営業していることからも、『がんがん亭』が火元ではないことがわかります。
ツイートと名鉄百貨店火事
名鉄百貨店の火事では、屋上が火元だったこともあり、かなりの煙や炎が通行人に目撃されて、ツイートでの注目ぶりが大変なことになっていました。
煙が立ち上り、消防や警察の車両が集合し騒然とした中で、『めっちゃ燃えてる』など、野次馬的なツイートから、『火事らしいが大丈夫か』と心配や不安をつぶやくトーンのものまで、かなりの数のツイートがアップされました。
火事の画像や映像はそれだけでもインパクトがありますし、多くの人がその動向に注目していたと言うことですね。
スマホが普及している現代では、見た目にインパクトのある事件や事故があると一気に広まるのだなと感じます。
野次馬が集まったり、人の不幸を面白がる風潮になるのは困りますが、キケンをいち早く知って回避したり、救援に役立つと良いですね。
デパート火災の恐ろしさ
たくさんの人が集まるデパートでは、火災が起きた場合に大惨事になりかねません。
屋内での火災では、煙による被害も大きく、混雑している商業施設内ともなれば、パニックも予想されます。
名鉄百貨店の火災では…
・30分ほどで鎮火した
・屋上で出火し、野外での火災となった
・速やかに非難行動が出来ていた
これらのことがこの火災に居合わせた人たちの命を救ったと言えます。
過去の百貨店火災を調べて見ると、昭和7年(1932年)の白木屋デパート火災から、平成21年(2009年)の尼崎ショッピングセンターの火災までで、36件が起きていて、このうちの7件が12月に集中しています。
名鉄百貨店も12月に火災を起こしていることから、オーバーワークによる人的ミスがないと言い切れない印象を受けます。
「ネット上では、忙しさのあまり火を着けたくなる気持ちがわかる。」なんていう書き込みがあってぞっとしました。
故意にではなくても、混雑がハンパない、従業スタッフもフル稼働であることを考えると、事故は起きやすくなってしまいますから、忙しい時期には、特に注意しなければいけません。
死者を出すような百貨店の火災はここしばらく起きていないですから、名鉄百貨店の火事を教訓にして、気持ちを引き締めていきたいですね。
まとめ
○名鉄百貨店の火事の原因は、ビヤガーデン物置からの出火だった
○屋上から煙が大きくあがったため、ツイッターでの反響が大きかった
○対応が良かったことと、火元が屋上だったことが被害を最小限に抑えた
○12月は混雑と、忙しさで事故が起きやすいので注意したい
名鉄百貨店の火事は、ツイッターで”屋上に『がんがん焼き』などの店”と表現された事で、焼き牡蛎が火元というイメージが一気に広がりました。
また、煙の上がり方が大きかったので、画像や動画もネット上にあふれ騒然となりました。
見た目の衝撃が大きなニュースほど、拡散されるのが速いけれども、コメントの付け方によっては憶測の情報も広がってしまいます。
このあたりは、受け取る側も気をつけたいですね。
12月の年の瀬は、どんな職種も慌ただしく忙しい時期ですし、疲れて注意力が散漫になると、大きな事故に繋がります。
年末の時期には1年が気持ちよく締めくくれるように、気持ちを引き締めていきたいものです。