風邪をひいてしまったときお風呂に入るかどうか迷いませんか?
昭和世代の場合は、「熱があるならお風呂は入らず、汗をかいて治す」という意見が多いですが、風邪の時にお風呂に入った方が良い場合もあると言いわれるようになってきました。
風邪で熱がある時に、お風呂に入ることのメリット、入って良い条件をみていきましょう。
お風呂に入るメリット
- 鼻づまりがあるときに入浴すると楽になる
- 蒸気の加湿効果で喉に潤いが与えられる
- 血行が良くなって新陳代謝が高まる
- 体を温めることで腸の動きを緩やかにして腹痛をやわらげる
- 保温効果で細菌に対する抵抗力がアップする
- 体を濡らすことで体内の熱を逃がすことが出来る
- 体を清潔にして、細菌への抵抗力を妨げない
風邪をひいて熱があっても、お風呂に入った方が良い場合があると言うことですね。
ただし、体力の消耗が激しい時、熱が38度以上ある、下痢や嘔吐が激しい時は悪化させる恐れがあるので見合わせましょう。
風邪だけどお風呂で気をつけたいこと
- 脱衣所、浴室は暖かくしておく
- 体力の消耗を避けるため、40度くらいの湯温にし、長風呂はしない
- 髪を洗う場合、しっかり乾かす(出来ればしない)
- 湯上がりには体をきちんと拭き、ほてりが取れないうちは厚着しない
- 水やスポーツドリンクで水分補給をする
体力の消耗や、湯冷めをしないように注意をして入浴することがポイントです。
昔の住宅事情では、お風呂に入るのに一度外に出なければいけない、脱衣所や浴室が寒いなど、風邪を悪化させる要因があったため、『風邪の時にはお風呂を避ける』という習慣が出来たのです。
海外では熱を下げるためにお風呂を利用する?
日本では発熱したときにお風呂に入らない方が良いと考えている人も多いですが、ドイツでは体にこもった熱を逃がして体温を逃がすため水風呂に入る習慣があると言います。
熱が出たら脇の下や足の付け根といった太い血管が走っているところに保冷剤を当てるという話は良く聞きますね。
水風呂はちょっと勇気がいりますが、昔からの『風邪の時はお風呂に入るな』という考えは、最近では変わってきているといえます。
まとめ
入浴の仕方に気をつけさえすれば、『風邪で熱があってもお風呂に入って良い』という事ですね。
最近はお医者さんに相談しても、”入っても良い”といわれるケースが多いようです。
『体力を消耗させない入浴方法で入浴し、水分補給をして速やかに休む』事を意識して回復に努めましょう。