ビールの泡は、おいそうなビジュアルだけでなく、ビールのうまみを逃さない蓋の役割もしてくれますね。
そんなおいしさの象徴とも言える泡が、沈んで残念な気分になることも…。
なんとかビールの泡を復活させる方法はないものでしょうか。
・身近なものでビールの泡を復活させる方法
・ビールの泡の秘密を大解剖
・ビールの泡をおいしくするコツ
ビールの泡についての“なるほど”な話題をまとめてみましょう。
ビールの泡を復活させる方法はコレだ!
ビールの泡が沈んでしまったときに、あなたならどうやって復活させますか?
かき混ぜる…
コレが、割り箸を使うととても良く泡が出るのです。
試していただくと一目瞭然なのですが、割り箸には目に見えない細かな突起や穴がたくさんあり、割り箸を入れるとシュワシュワと泡が箸を伝って出てきます。
ビールの中に溶け込んでいる二酸化炭素が刺激されて出てくるのです。
この、割り箸を使う方法は、居酒屋で試して見ると、ちょっと「へー、そうなんだ」という感じで盛り上がるかもしれません。
ちなみに、かき混ぜ無くても割り箸で泡をたくさん出す方法もあります。
数本の割り箸を束ねて、パスタを鍋に投入するように一気にリリース!
シュワシュワと泡が出てテンションがあがります。
ただ、割り箸で泡を復活させても一度泡が沈んでしまうと、炭酸特有のクーッとくる刺激は低下してしまいますから、刺激が復活する事を期待している場合は割り箸での泡の復活は向いていません。
他にも、塩を加える、グラスをはじいて刺激を与えることで泡を復活させる事が出来ます。
ジョッキの手元のつまみを押すと、グラスの底をはじいて泡が復活するグラスも市販されていますね。
炭酸の刺激は復活しないにしても、泡を出しておくことでその後の味を保つのには役立ちそうですね。
ビールの泡の秘密
ビールの泡は、自然な発酵が炭酸を生み出すことで作られます。
でも、他の炭酸飲料の泡はすぐ消えてしまうのに、ビールの泡はなぜ持ちが良いのか、ちょっと不思議ですね。
これは、ビールにたんぱく質や、炭水化物、ホップの成分が溶け込んでいて、二酸化炭素の気泡にまとわりついて泡となるため、丈夫でクリーミーな泡が出来やすいのです。
しかも、あわもちを良くしてくれるのは、良質な麦芽、ホップのiso-a酸などのたんぱく質です。
クリーミーな泡が出来るビールは、健康的な酵母が良質な麦芽や、ホップを発酵させてつくられた高品質のビールだという事も出来ますね。
細かい泡を作るように注ぐと、炭酸ガスを逃がさない蓋の役割を果たしてくれ、風味が落ちるのを防いでくれます。
また、口をつけたときに泡が先に口に入ることで、ビールの味わいを高めてくれます。
ビールの泡には、苦み成分のイソフムロンが含まれていて、より決めの細かい泡として口に入ることで、味にキレを感じることが出来るといいます。
出来れば泡が沈む前にグッと飲んでしまうのが一番おいしい飲み方ですね。
缶ビールをパーフェクトに注ぐ技とは?
ビールと泡のベストな比率7:3です。
ビールを飲み干すまで、一口ごとにレースのようにグラスに泡の跡が残るベストな泡の量なんですよ。
缶ビールを注ぐときには、グラスを立てて高い位置から勢いよく1/2ほど注ぎます。
荒い泡が落ち着いたところで、グラスを傾け丁寧なイメージで泡のワキをくぐらせるようにゆっくり注ぎ終わるようにします。
上手く泡立たせるためのグラスのポイントは…
・油分の無い清潔で乾いていること
・高さがありそこが丸いこと
といったポイントを押さえておきましょう
注ぎはじめの思い切りの良さが、良い泡を作る事の決め手になりそうですね。
「なかなか思い切って注げない」「細かい泡が作れない」
そんな方は、超音波を利用したビールの泡立ちに特化した製品を使って見ましょう。
器具の上に載せる、あるいは器具を押しつけと、超音波の微細な振動でみるみる泡が出てくるというグッズが市販されています。
缶ビール専用サーバーとして、缶に装着するタイプのサーバーも出回っています。
お店のビールのような、クリーミーな細かい泡をだれでも作れるので、いつでもお店のようなおいしいビールが飲めますね。
まとめ
○ 割り箸をつけるとビールの泡が復活する
○ 注ぎはじめの思い切りと勢いがビールのほどよい泡を生み出す
○ 注ぐときにしっかり泡を作ると蓋の役割をして炭酸の抜けを防ぐことが出来る
割り箸の効果は、目に見えて泡が出てくるのですごいですね。
泡を増やしたいなと思うときに、ちょっと割り箸でかき混ぜてみるというのは、ありですね。
ただ、炭酸の刺激的な口当たりを復活させる事は出来ないので、出来るだけ早く飲んだ方が良さそうです。
見た目には、割り箸を伝ってシュワシュワ泡が増えていくのを見るのはちょっと楽しいですね。
場を盛り上げるちょっとしたトリビアとして、泡の消えたビールのグラスに数本の割り箸を入れる実験をしてみるのも面白そうです。