2020年の東京オリンピックが決定し、選手のモチベーションアップに影響しそうな報奨金にも新しい動きが出てきましたね。
マラソンでは、東京オリンピックを前に、日本記録を出した選手に1000万円の報奨金が出ることになりました。
諸外国の報奨金や、日本のメダリスト達の報奨金についてまとめてみました。
世界の報奨金はどれくらいか?
報奨金と一口に言っても、オリンピック委員会や政府から贈られる報奨金ばかりではなく、所属の連盟や協会、実業団やスポンサーから贈られるものもあります。
各国のオリンピック委員会(政府補助含む)が、金メダルの選手に与えた報奨金を並べてみましょう。(米ドル表示1ドル=100円換算)
○ウクライナ 1500万円
○ロシア 1130万円
○チェコ750万円
○スロバキア 610万円
○韓国560万円
○スイス 450万円
○フィンランド・オランダ410万円
○ドイツ 270万円
○米国 250万円
カナダ 180万円
日本選手の報奨金
日本オリンピック委員会が決めている報奨金額は・・・
金メダル 500万円、銀メダル200万円、銅メダル 100万円
以前の大会では最高位のメダルに応じた報奨金でしたが、1998年長野五輪より複数メダルを獲得した選手には、それぞれのメダルに応じた報奨金となっています。
長野で金、銅を獲得した清水宏保選手は400万円の報奨金でした。
決して高くはありませんが、スポンサーや連盟・協会からの報奨金がつく場合には、それ以上の金額になっています。
○水泳ではスポンサー(GMOクリック証券)からの報奨金として、金メダルに3000万円
○競輪協会では金メダルに3000万円
○日本レスリング協会では、金メダルに300万円、女子の3連覇には1000万円
○日本バドミントン協会、陸上競技連盟、日本卓球協会から金メダルに1000万円
人生をかけて競技に打ち込んで獲得した金メダル。
これくらいは受け取って欲しいですよね。
谷亮子選手の報奨金1億円は本当か?
アテネ五輪で金メダルを獲得した谷亮子選手の獲得報奨金は1億540万円以上といわれています。
オリンピック委員会:300万円(金メダル)
スポーツ振興助成金:240万円
所属のトヨタ自動車:推定1億円+高級自動車
ちなみにこのとき野球で参加した夫の谷佳知選手は250万円でした。
オリンピック委員会:100万円(銅メダル)
競技団体:150万円
所属企業からの1億円はさすがに驚きの額ですが、競技によってかなりのばらつきがある事がわかります。
競技団体のバックアップ+スポンサーのバックアップが競技環境に良い影響をもたらして欲しいですね。
まとめ
日本オリンピック委員会からの報奨金は、世界から見て高額とは言えませんが、連盟・協会、スポンサーからのバックアップによっては、十分な額になる可能性もあるといえます。
常人には為し得ないオリンピックでの金メダル獲得。
東京オリンピックに向けて、夢を与えてくれる選手達に、エールを送っていきたいですね。