妊娠がわかって喜びの気持ちを味わったあと、気になるのが妊婦健診の通院ですよね。
どのくらいの頻度で通わなければならないのか、それから費用はどのくらいかかってしまうのかの心配です。
この記事では妊婦健診に通う頻度、特に初期のうちに何回くらい通うことになりそうなのかいろいろな人の意見や体験から考えていきたいと思います。
また妊娠期間の間に妊婦健診の費用がいくらくらいかかるのかもお伝えしていきます。
妊娠期間と呼び方は?
妊娠期間は全部で40週となっています。
妊娠前の生理が最後に始まった日を0週0日と数えて、40週0日目が出産予定日です。
妊娠期間は初期、中期、後期に分けられます。
妊娠初期は妊娠4ヶ月までの4ヶ月間(~15週)、妊娠中期は妊娠5~7ヶ月の3ヶ月間(16~27週)、妊娠後期は妊娠8~10ヶ月の3ヶ月間(28~39週)という経過です。
40週0日が出産予定日で、この日から3週間前とこの日から2週間後までが「正産期」と呼ばれ、「早くも遅くもないお産」とされています。
妊娠初期の健診の頻度は?
妊娠5週で赤ちゃんを包む袋の「胎のう」がエコーで見えるようになり、6~7週ころに赤ちゃんの心臓が動いている「心拍」(しんぱく)が確認できるようになります。
心拍が確認されると流産の確率がぐっと少なくなるので、妊娠6~7週をめどに妊婦健診に行く人が多いのではと思います。
妊娠検査薬では5週目ころから陽性反応が出るようになります。
妊娠検査薬が陽性だったからと産婦人科を受診しても、エコーで胎嚢や心拍が確認できないと「来週また来てください」と言われることになります。
1回ならまだしも2回も「来週来て」と言われると通院頻度が増えてしまいますよね。
5週が初診の場合、6週、7週・・・と母子手帳の発行まで何度も通う結果になります。
医師が出産予定日を決めたあとで母子手帳を取りに行く流れになっていることもあるからです。
出血やお腹の張りなど気になる兆候がないなら、検査薬で陽性が出て少し経ってから受診すると、母子手帳発行までに2回くらいの検診で済むタイミングになります。
妊婦健診の費用はいくら?
流産の心配がなくなるころにお住まいの行政に「妊娠届」を出して母子手帳を発行してもらいます。
その時に「妊婦健康診査受診票」という14回分の「検診券」をもらえます。
エコー、内診など基本的な検査はこの検診券で足り、特別な検査などいつもより高額の費用がかかった時には検診券で足りない分の差額を支払うような仕組みの自治体が多いようです。
各自治体によって妊婦健康診査受診票の使い方がちがう場合もあるので、妊娠届を出したときに窓口で聞いてみてください。
まとめ
妊娠初期は流産の心配もあるので、早めに産婦人科にかかりたい気持ちが強いですよね。
しかし妊娠検査薬で陽性反応が出た直後に行くと、母子手帳発行までに間がありすぎて健診に通う頻度が高くなってしまいます。
健診の費用は「妊婦健康診査受診票」をもらえるので心配しなくてもいいですが、検診券がないとこの制度を利用できません。
券が発行されたら、検診のときには忘れずに持って行くようにしましょう。